『部首』[つき・つきへん・にくづき]~筆で書いてみました。~
月 [つき・つきへん・にくづき(肉月)]
「日」「月」の「月」と、「肉」が偏になるときの形の「肉月」があります。
[つき]
「月」をもととして、月や日にち に関する文字ができています。
[にくづき]
「肉」が偏になるときは、「月」の形になり、「肉月(にくづき)」と呼ばれます。
身体各部の名称、その状態などに関する文字ができています。
※「月」{ゲツ・ガツ・つき}・・・象形。「つき」の欠けた形にかたどり、つき の意味を表します。
※「肉」{ニク}・・・象形。切った にく の象形で、にく の意味を表します。
<漢字例>
「期」{キ・ゴ}
・つき
・形声文字
・月 + 其(整然と区切るの意味)
→区切られた時間の意味を表します。また、一定期間に一定の効果が得られるのを待つ。の意味も表します。
「朗」{ロウ・ほが(らか)}
・つき
・形声文字
・月 + 良(よい の意味)
→よい つき の意味。
→あかるい の意味を表します。
「肺」{ハイ}
・にくづき
・形声文字
・月(肉) + わかれるの意味
→左右ふたつにわかれている肺臓の意味を表します。
「背」{ハイ・せ・せい・そむ(く)・そむ(ける)}
・にくづき
・形声文字
・月(肉) + 北(人の背の方、きた の意味)
→肉体のうちの せなか・せなか にする・そむく の意味も表します。
<漢語林 参照>
※漢字のなりたち(象形・指事・会意・形声)についての説明は、こちらをお読みください。
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