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生きる、前のめりに。

noteをしばらく離れて、どれくらいの時間が経っただろうか。

離れていた理由は、特にはない。
忙しかったというのもあるし、習慣として書くことをしていなかったので単純に忘れていたということもある。

何れにせよ、幾らかの月日が過ぎた。

季節は、すでに秋である。

***

コロナのせいか、何のせいか、自分の自信を時たま無くしてしまう。
そんなことがしばし起きては、ちょっとだけズンと気分が沈んでしまう。

そんな負の感情が心に宿る時は、決まって周りの誰かや何かが動こうとしたり、
変わろうとした時だ。

あの人、すごいなー。
活躍しているなー。
夢をしっかりと持っていて、偉いなー。

みんな違ってみんないいはずなのに、そんなことはとうの昔にわかりきっているはずなのに、心のどこかではやはり人と比べてしまうところがある。知らず知らずのうちに、である。これはもしかしたら、人間のサガというやつだろうか。

どおりで人々が、SNSで心を苦しむわけだ。

研究したわけではないのでわからないが、本当に本当に、人間は他者と自分とをつい比べてしまう、そんな動物なのかもしれない。少なくとも、現代では。


知性を身につけたのが良いのか悪いのか。


とはいえ文句を言っても何も始まらないことである。

***

「人生の勝負どきが来たら待った無しだ」が口癖

実際の交友範囲の中にそんな口癖の人はいないが、ある曲の中にはそのような人物がいる。

かなり前のめりの言葉である。今の僕には、とても心に響く言葉だ。
そんな言葉を堂々と自らの口で言えるような人物になりたい。
僕は強く、そう思う。


主人公はカルマに取り憑かれている。家族もみんな、カルマにやられた。

人違いで死ぬ。

そんなもので死んでたまるもんか。最初から決められていたような不幸な人生に
抗うべく、彼は友人とともにある行動を起こす。

神様は等しく俺にも命をくれたが それだけで それ以外何もしてはくれない

その通りなのだ。神様がいたとしても、そこまでお人好しではない。
そう、この地球というホシは行動のホシである。この惑星の元に生まれた以上、
何かを変えたければ僕たちは行動しなくてはならない。

たとえその変化の先が、負の結果だとしても。

***

また明日が来る。

何もしなくても、明日が来る。

それだけでもしかしたら幸せなことなのかもしれない。でも、それだけで満足していては、何も生まれない。むしろ周りはどんどん変化していって、置いていかれる僕たちは、どこか寂しい。

満足は時として、幸せをもたらさない。

靴紐を踏んづけて前のめりになりながら、僕はまた生きていく。

それも、力強く。


今日を。そして明日も。

2020.9.15
書きかけの手帳

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