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いつでもどこでも火の用心

今朝、駐車場についた途端、けたたましいサイレンの音。
うーうーうー、カンカンカン。うーうーうー、カンカンカン。
消防自動車です。
独特の「カンカンカン」が心を一層ざわつかせる。

そうこうしているうちに、どんどん音が増えていき、周囲が騒然となりました。
あっという間に、職場に行く途中の道路は10数台の消防自動車、ハシゴ車、レスキュー車、救急車、パトカーで埋め尽くされました。
まだやってくるようで、うーうーうー、カンカンカンが鳴り響いています。

音を聞いているうちに、目がうるうるしてきました。
なんだろう、涙が止まりません。

涙を拭き拭き、角の牛乳屋さんで「どこですかねぇ。」と尋ねます。
このあたりが、おばちゃんのおばちゃんたる所以。
「スーパーの向こうだね。マンションかな?」
背伸びしながら、遠くを眺めていたおばちゃんが、振り向きざまに教えてくれました。
(初めてしゃべる方なんです・・・。)

職場に行く途中なので現場に近づきますが、車の数の割には火も煙も見えず、逃げる人もなく。
早々に消し止められたのかな? よかった。
と、胸をなでおろしながら出勤しました。

***

これから寒くなると火事も増えるし、火傷の患者さんも増えます。
仏壇のロウソクの火とか、焚き火とか、ストーブとか・・・。
いまだに田舎では火を使う機会があるので、心配です。
着ているものも、フリースとか燃えやすいものが増えていますし。

火事になると、何もかも燃えてしまう。
お金では変えない大切なもの、思い出のもの。
その苦悩は図りきれません。

火傷も苦痛です。
全身熱傷の患者さんを数多く見てきましたが、治療中は壮絶です。
あの期間を耐えた人たちは、身体は回復しても精神はボロボロなのではないかと想像します。
ちゃんとケアされたかなぁ。

これを書きながら、朝の音を思い出して、またうるうるしてきました。
毎朝のように流れる火事のニュース。

どうか、一人でも多くの人が火事に合いませんように。
みんな、私は大丈夫と思っている、まさが私がと思っています。
過信せず、危険予知(KY)して、リスク因子は極力取り除きましょう。
いつでもどんなときでも火の取り扱いには十分、ご注意を・・・。


タイトル画像は”odapeth”さんにお借りしました。
止まっているとカッコいいんですけど、走っていると怖いです。💦


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