回リハよりも急性期の方が注射等の手技が多いので美容ナースの転職に有利?
こんにちは!ぴーなっつです。
求職者さんからこんなご相談がありました。
『看護学生4年で、来年から回リハの病院就職が決まっている者です。学生の頃から美容医療に興味があり、本当は新卒で美容看護師になりたかったのですが、難しいと思って一旦病院に就職することにしました。そこで質問なのですが、病院看護師から美容看護師に転職するときに、その前に勤めてた病院の診療科は転職のしやすさに関係ありますか?私は回リハに勤めることが決まっているのですが、ひょっとして急性期の方が注射等の手技が多いので美容ナースの転職に有利になるのか不安になりました、、』
今回はこの質問に回答していきたいと思います。
前職の「診療科」は転職のしやすさに関係・・ある!
結論からいうと関係あります。
ただし、それはキャリアプランよって一概に言えない部分もあるので、「回リハよりも急性期の方が有利」と言い切ることはできません。相談者さん自身が未来にどんな姿を描いているか?と言う軸に照らし合わせて考えることが大事です。
なので「どんな経験が有利か?」の話に進む前に、まずは次の2つの前提について確認しておいてほしいと思います。
前提①:何科からでもいける
根本的に、求人の応募条件として特定の経験を求められていないケースは結構多いです。看護師独自の経験値よりも自社の主義に準じてほしいと考えているクリニックにはそんな傾向があります。そういうところは独自の教育システムを構築していているので研修がしっかり目。大手ほどその傾向は強いです。
前提②:新卒でもいける
例えば、相談者さんは「新卒で美容看護師になるのは難しいと思って・・」とおっしゃっていますが、全然無理じゃないです。前提①にも関連しますけど、自社の教育システムが確立すると、出来上がってる人材よりも「染まってない人材」の方がむしろ管理しやすいので、新卒でも採用します。
実際、「美容クリニックに就職したいです」と相談に来て無事内定した看護学生もたくさんいますよ。
新卒で美容クリニックに就職したい人向けに、そのように就職活動を行なっていけばいいか解説した記事があるので、こちらもチェックしてみてください。↓
以上の前提を踏まえた上で、ここからはどのようなーケースが「美容クリニックへの転職」に影響してくるのか紹介していきたいと思います。
①臨床経験
臨床経験が条件に入っていることは多いですね。そしてその期間は長くて3年ぐらいです。相談者さんが「どうしてもここに入職したい」と考えているクリニックがあるのなら、そのために臨床経験を積んでもいいと思います。
②注射・採血・ルート確保
この辺は、注射・点滴系がメニューに入ってるクリニックでは必要な手技ですので、求人の条件に入れてるところもあります。
③オペ看の経験
美容外科メインのクリニックだとオペ看の経験がある求職者を優先的に採用するケースはあります。
主にこの3つ辺りじゃやないかな、と思います。仮にこれら経験を全て持ってると、大抵の美容クリニックの求人条件はクリアできるので、見方によって有利とも言えますね。
でも。
冒頭でも言いましたけど、大事なのはキャリアプランがちゃんとあって、「それするためには必要だから経験しておく」という考え方の順番です。
選択の幅を広げるために費やした時間こそが機会損失となるリスクもあって、例えば「美容看護師」としてのキャリア自体には必ずしも3年の臨床経験が必要というわけじゃなく、ケースによってはその期間のせいで別の制限がかかってしまうこともあります。
「自分は美容クリニックに就職して、何がしたいのか?」
もう一度これについて考えてみた上で、必要な準備をしていきましょう。
以上、参考になれば幸いです。
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