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【第1回】転職サイトで紹介している志望動機の例文があんまりよくないので、添削してみた。

こんにちは!ぴーなっつです。

ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。

転職サポートの一環で、求職者が作成した志望動機や面接の頻出質問への回答を添削したり、場合によっては代わりに作成したりしてます。

毎回そういうことをやってると、「なんか前の人のやつと似てるな」て思うような内容のときが度々あるんですよね。

その理由を突き止めたくて、あるときある方に「何かを参考にして書きましたか?」って聞いてみたことがありまして。

その方は、「美容クリニック 志望動機」って検索して出てきた転職サイトの「志望動機の例文」みたいな記事を参考にしたと教えてくれました。

で、結論からいうとその内容は全然よくなかったので修正したんですけど、後で自分でも検索してみると、確かに例文を出してる転職サイトがいくつかあって、どれもかなり微妙な感じというか、「こんな内容でエントリーしてきたらぼくなら採用しないな」ってシンプルに思うような内容だったんです。

なので今回は、転職サイトに掲載されている「志望動機の例文」をお借りして、ぼくなりに添削してみようと思います。

転職サイトで紹介していた「志望動機」の例文

今回添削してみるのはこちらの例文です↓

家族が貴院で整形手術を受けた後、見違えるように自信を持ち、生き生きと生活を送っています。 もともと美容に関して興味がありましたが、ますます美容外科の分野に興味を持つようになりました。
美容外科は初めての分野ですが、貴院で看護スキルを学ばせていただきたいと思い、志望いたしました。 そして、一人でも多くの方に自信や勇気を与えられる看護師となれるよう、これまでの看護経験をもとに心のケアを行っていきたいと思います。

これみてどう思いますか?

「え?よさそう・・」

って思った人は、まだ基本的な考え方が身についてないってことかもしれません。

この記事でしっかり解説していきますので、是非学んで行ってくださいね。

よくないところは4箇所

まず、主によくないポイントをピックアップするとこんな感じ。

①結論から始まってない
②美容に関して興味があり・・
③学ばせていただきたいと思い・・
④多くの方に自信や勇気を与えられる看護師となれるよう・・

ひとつずつ解説します。

①結論から始まってない→結論ファーストは基本中の基本です。断言しますが、面接官は話の内容を隅から隅まで漏らさず聞いて、能動的に内容を理解してくれる訳ではないので、「自分が言いたいこと」は必ず最初になるべく端的に伝えましょう。これ絶対です。

②美容に関して興味があり・・→これは要注意ワードの代名詞。「逆に美容に興味ないやつってどこにいんの?」って思われちゃいます。説明の補足程度に使う分にはOKですが、間違っても結論の部分で使っちゃダメですよ。

③学ばせていただきたいと思い・・→職場は「学ばせていただく場所」ではなく、労働力や自分のスキルを通して利益を提供する場所ですので、志望動機として伝えるのは適切じゃないです。自己都合な内容ではなく、先方メリットな内容に置き換えた方がいいですね。

④多くの方に自信や勇気を与えられる看護師となれるよう・・→これは場合によってダメだったり問題なかったりなので、エントリーするクリニックよって判断する感じです。判断基準としては「クリニックの理念や方針を一致しているかどうか」です。自分の理念を目標を述べるときは必ずその点を確認しましょう。

添削してみました。

最後に、ここまで解説した内容を反映して添削したものを載せておくので参考にしてみてください。

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