「辞めると他の人に迷惑がかかる」論は、巧妙な問題のすり替え。
こんにちは!ぴーなっつです。
ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。
前回、職場で新人が言われてしまいがちな「学校じゃないんだから」という言葉って基本、ネガティブなイメージが強いよね。というお話をしまた。
今回はこの続きです。
相談を受けた内容
過去の求職者から受けたこんな相談に対して、「職場は学校じゃないだから」という切り口でアドバイスをしたことがあるので、ご紹介します。
まず結論から言えば、「全然難しくない」です。
つまり、他のスタッフのことを考えても発言できる内容だし、有給は全て取得できます。
師長が持つ権限の範囲
もう少し詳しく解説しますと、まずこの状況では有給の取得は師長の「許可」によって取得の可否が決まるものではありません。
なぜならば有給は、法律に従って生活する義務を果たす代わりに、日本があなたに許可してる権利です。
日本はあなたの職場の上司よりも権力が上なので、日本が「OK」と言ってることは、誰がなんと言おうとOKでしかあり得ません。
なので、師長のいう「絶対に許可しない」と言う言葉は、職場における「師長」という立場に与えられた権利の範囲の”外”のことなので、あくまで個人的な感想レベルの効力しかないです。
迷惑をかけているのはあなたじゃない
ちなみに「他の人のことを考えたらそんなこと言えないはず」というのも辞める人がよく言われると思いますが、これも完全に問題のすり替えで、人不足は止める人の責任じゃなくて、雇用側の問題です。
そして、議題に上がっている「他の人」も、あなたと同じように「嫌なら辞めれる」という権利があるので、別に何も心配する必要はありません。
職場は学校じゃない
ここまでの内容を踏まえて言いたいことは、職場は学校じゃないし上司は先生でないので、あなたを保護し、育むために存在しているわけではない、ってことです。
日本には古い言葉で「奉公」というものがありますが、そんなものは「御恩」があって初めて成立するものであって、「たかが給料」のための労働においては通用する概念ではありません。
雇用とはあくまで「契約」です。
なので逆を言えば、何でもかんでも上司や先輩の言うことを聞く"必要はない"ってことなんですよね。
もっというと「聞かなくてもいい」じゃなくて、「聞いてはいけない」んです。
上司の目的は部下を最大効率で利用すること。これは何も特別に残酷な話でもなんでもなく、どこの職場でも当たり前にそうです。
だからこそ、雇用契約の中で常に自分の「責任」と「権利」がそえぞれは何かを把握しておく必要があります。
「上司も自分も、基本的には対等。」だということを、是非覚えておいてください。
以上、参考になれば嬉しいです。それではまた!
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