見出し画像

「辞めると他の人に迷惑がかかる」論は、巧妙な問題のすり替え。

こんにちは!ぴーなっつです。

ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。

前回、職場で新人が言われてしまいがちな「学校じゃないんだから」という言葉って基本、ネガティブなイメージが強いよね。というお話をしまた。

今回はこの続きです。

相談を受けた内容

退職の話をしてから、師長の対応が冷たくなりました。元々は2カ月後ぐらいに退職をするつもりで、それまでに残ってる有給を消化したいと言ったら「他の人の事を考えたらそんな発言できるはずない。絶対に許可しない」と言われてしまいました。実際人手不足だし、やはり難しいでしょうか?

過去の求職者から受けたこんな相談に対して、「職場は学校じゃないだから」という切り口でアドバイスをしたことがあるので、ご紹介します。

まず結論から言えば、「全然難しくない」です。

つまり、他のスタッフのことを考えても発言できる内容だし、有給は全て取得できます。

師長が持つ権限の範囲

もう少し詳しく解説しますと、まずこの状況では有給の取得は師長の「許可」によって取得の可否が決まるものではありません。

なぜならば有給は、法律に従って生活する義務を果たす代わりに、日本があなたに許可してる権利です。

日本はあなたの職場の上司よりも権力が上なので、日本が「OK」と言ってることは、誰がなんと言おうとOKでしかあり得ません。

なので、師長のいう「絶対に許可しない」と言う言葉は、職場における「師長」という立場に与えられた権利の範囲の”外”のことなので、あくまで個人的な感想レベルの効力しかないです。

迷惑をかけているのはあなたじゃない

ちなみに「他の人のことを考えたらそんなこと言えないはず」というのも辞める人がよく言われると思いますが、これも完全に問題のすり替えで、人不足は止める人の責任じゃなくて、雇用側の問題です。

そして、議題に上がっている「他の人」も、あなたと同じように「嫌なら辞めれる」という権利があるので、別に何も心配する必要はありません。

職場は学校じゃない

ここまでの内容を踏まえて言いたいことは、職場は学校じゃないし上司は先生でないので、あなたを保護し、育むために存在しているわけではない、ってことです。

日本には古い言葉で「奉公」というものがありますが、そんなものは「御恩」があって初めて成立するものであって、「たかが給料」のための労働においては通用する概念ではありません。

雇用とはあくまで「契約」です。

なので逆を言えば、何でもかんでも上司や先輩の言うことを聞く"必要はない"ってことなんですよね。

もっというと「聞かなくてもいい」じゃなくて、「聞いてはいけない」んです。

上司の目的は部下を最大効率で利用すること。これは何も特別に残酷な話でもなんでもなく、どこの職場でも当たり前にそうです。

だからこそ、雇用契約の中で常に自分の「責任」と「権利」がそえぞれは何かを把握しておく必要があります。

「上司も自分も、基本的には対等。」だということを、是非覚えておいてください。

以上、参考になれば嬉しいです。それではまた!

ご相談も受け付けてます。

キャリアサポートのご相談、受け付けてます。(月10名まで)

美容看護師のキャリアについてお悩みを相談してみたい方や、具体的に求人案件を知りたい方などは公式LINEアカウント、またはTwitterのDMにてご相談ください。(完全無料。初回はオンライン面談。)

「直接相談するのはちょっと緊張する、、」という方は質問箱でご質問いただいてもokです。

LINEで相談
Twitterで相談
質問箱で相談

「頻出質問への模範回答」をご紹介してます。

「なにが正解なのかわからない・・」と悩んでしまうような、面接でよくある質問への具体的な回答例をご紹介してます。(有料)

転職サイトでよく紹介されている「漠然としてて使えない例文」ではなく、実際に面接で使えるレベルまで具体化していて、しかも好印象を得られる回答例を考えました。

ぼくが採用担当として3000人と面接し、100人の看護師のマネジメントをしてきた経験に基づいて「受かるポイント」をおさえた内容になってますので、どうぞ面接対策にお役立てください。

匿名で参加できるトークルーム

美容看護師同士で話せるトークルームを運営してます。(LINEのオープンチャット)

あなたの今の悩みは「自分の一歩先」を経験している方が答えを持っていることも多いので、是非こちらも参加してみてくださいね。

出入り自由。匿名で参加できます。

オープンチャット「美容クリニックに就職したい看護師」に参加する
オープンチャット「美容クリニックで働いてる看護師」に参加する





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?