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【第4回】転職サイトで紹介している志望動機の例文があんまりよくないので、添削してみた。

こんにちは!ぴーなっつです。

ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。

今回は「添削してみた」シリーズの第4回目です。

このシリーズは、ネット検索で出てくる転職サイトで紹介してる「志望動機の例文」のダメなポイントを明らかにして、実施に求人の選考に使える感じに修正してみよう、という企画です。

最初にネットで見つけた例文をそのまま掲載し、次にダメなポイントを解説して、最後に修正後の文章を展開するという流れになってます。

それでは、早速行ってみましょう。

今回添削する例文はこちら

今回添削してみるのはこちらの例文です↓

循環器科と心臓血管外科病棟で6年間働いてまいりました。 手術後に元気になって退院されている患者様から逆にやる気や元気をもらい、とてもやりがいのある仕事でした。 美容分野は、患者様に治療をすることで、心を前向きにすることができる仕事だと思います。
海外展開もされ、症例数も多く信頼の厚い貴院で、今度は美容分野で患者様が自信を持つことで元気になっていただきたいと思い、志望いたしました。

まずは例のごとく、ダメだと思うところを自分で見つけて見てください。良い、悪いを判断できるようになることが成長につながりますからね。


それでは、添削していきたいと思います。

よくないポイントはここ!

よくないポイントをピックアップするとこんな感じになります。

①結論から始まってない。
②内容が薄い。
③内容に一貫性がない。
④自分の価値観への言及が少ない。

ひとつづつ順番に解説していきます。

①結論から始まってない

何万回でも言いますけど、結論から述べないのは意味がわかりません。話の内容の理解を相手に求めるのは、面接はもちろんですけど、ビジネスマンとしてもアウトです。(ビジネスマンってのは、労働の対価として報酬を得てる人全てを指すので、看護師もビジネスマン。)

②内容が薄い

そもそもの話ですけど、これじゃ内容が薄いですよね。敢えてツッコミどころを作って質問させてカウンター、って手法もありますけど、この例文の場合はまず文字数が足りないしスッカスカです。(文字数で言うと今までのも足りてなかったかも。)

適正な文字数は、「履歴書」に書く志望動機なら300〜350文字ぐらいで、面接の場面で話す内容の原稿としては300文字ぐらいです。

③内容に一貫性がない

これも割と毎回言ってる気がするんですけど、話す内容に一貫性がなくて言いたいことをただ並べただけの内容は、聞いている方からしたら全然意味わかんないですからね。

循環器科と心臓血管外科病棟で・・
手術後に元気になって退院されている患者様から・・
美容分野は、患者様に治療をすることで・・
海外展開もされ、症例数も多く信頼の厚い貴院で・・

おおよそこの4つに内容を分けることができるんですけど、それぞれの内容が全く関連してないんですよ。

基本構成としては「結論→理由→具体例→要点」みたいな感じで論理的に連結した内容になってないと、300文字程度で考えや価値観を伝えるのは無理だと思っときましょう。

④自分の価値観への言及がない

貴院がどうで・・とか、美容の分野はどうで・・って説明してるんですけど、一番肝心な自分自身の価値観について述べてません。

志望動機は、自分の価値観の話です。

貴院のここが魅力。美容のこういうところがいい。などは、前提となる自分の価値観に対して、「ベクトルが一致してる」という説明のために持ち出す情報ですので、まずはその主軸を明確にしないことには話になりませんね。

添削してみました。

それでは、ここまで解説した内容を反映して添削したものを載せておくので参考にしてみてください。

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