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向いている仕事・向いていない仕事の基準

仕事はアイデンティティでもあるから苦しい

前回の記事(もっと面白い仕事がしたいと思っている人への処方箋)では、やるべきこと・やりたいこと・できることについて、どのようにその3つを考えればよいかについてまとめてみました。

3つが重なっていることって実はまれ。

基本的には、どうしてもやりたいことがない限りは、目の前のやるべきことをしっかりやることで信用と能力が得られるので、逃げずにやりましょう。

ということなのですが、いろいろやってみた結果が、自分が何が向いているのだろうかーと考え直すにあたっての視点を整理したいと思います。

この仕事向いてないかもなと思うことってありますよね

私は自分が得意なことが明確になったのは35歳ごろだったかと思います。遅咲きかもしれませんが、20代後半はいろんなことにトライして挫折して、何者にも慣れない自分にもモヤモヤイライラしていたと思います。

ちょっと前になっていたこのまとめですが、

自分がやっとやりたいことを見つけ、努力したとしても実るとは限らないのが、大変でもあり、人生の醍醐味なのだと思います。

私の場合は、電通に入社して4、5年目くらいはマーケをやりながら、企画もしてもよい立場にありました。

企画が大好きだったので、賞を取りたいと思って勉強したり、宣伝会議通ったり、ヤングカンヌ・ヤングロータスに出したりなどしました(それはそれはいろんなトライをしましたよ。。。)

公募の賞では、販促会議賞で協賛企業賞をいただいたりしたのですが、実際の仕事では賞をとることはなかったです。

とはいえ、この時の経験がかなり活きてることは多いので、無駄になることはあまりないのだろうなと思っています。

ある先輩コピーライターのひとこと

1、2年目のころにクリエイティブを目指していた時もあり、一緒に仕事をさせていただいたO崎さんというコピーライターの先輩に、「僕クリエイティブ向いてないんですよー」的なことを飲み会でいったときに、

「向いてないとかなくて、続けられるかどうかだよ」

と言われたことを今でも覚えています。

その時、自分としてコピーライティングを続けられるかというと「続けたいと思えなかった」。それが答えだなと思います。

O崎さんの視点ではそれが向いている向いていないの基準ということですが、15年ほど広告業界で働いてきて、いろんな基準があるなと思いますのでそれについて説明していきたいと思います。

向いている・向いていないの基準について(根拠なし)

私が考えている「その仕事が向いている・向いていないの基準」についてまとめていきます。

ただし、これは何の根拠もない基準ですので、自分の仕事を見つめ直す参考程度に思っていただければと思います。

①短期的に結果が出る仕事、中長期的に結果がでる仕事


明日結果が出る仕事がいいのか、5年後に結果が出る仕事がいいのか、ということ。

前者はWEBの運用型広告などがあてはまります、日々改善を重ねていく、自分が考えてトライして結果が出るPDCAサイクルが早い仕事です。

後者は一番長いのは研究者などでしょうか、新幹線やダムやビル、都市開発などは数年単位の仕事になります。その数年間をその仕事にかけられるか、そこにモチベーションを持ち続けられるかということが重要です。

ちなみに私は3ヶ月から半年スパンの仕事が好きです。

また、PDCAが早い仕事は経験しやすいため希少価値が生まれにくい仕事とも言えます。希少価値を考えるとスパンの長い仕事のほうが良いです。

②限られた予算で最大限の結果を出す仕事、限られた時間で最大限の結果を出す仕事


事業会社などは予算があり、それで何かを作ったり、実施して結果を出すことを求められます。つまり限られた予算で最大限の結果を出す必要があります。

広告会社は予算という考え方はなく、これだけ売上をあげてという目標値が定められます(ある程度使って良いお金はありますが)つまり、何をしてもよいから売上を作ってくる仕事になります。

事業会社か、委託側・マーケティングをサポートする側かというのは大きく仕事で求められることは異なります。

ただ、基本的にはお金を持っている側が仕事を発注することになるため、その違いは大きいです。

③答えのある仕事・答えのない仕事


広告業界はアイデアを出すことが多いのですが、答えがありません。考えようと思えばいくらでも考えることができます。時間を使おうと思えばいくらでも使えます。それだけにどこまでやっていのかどうかがわかりにくいですが、自分が考えたという達成感が得られる仕事になります。

一方で公務員の仕事(職種や立場によりますが)などはある程度業務内容が決まっており、答えが決まっていることを実施することになります。新しいことを生み出す必要は大きくはありません。

どちらも社会には必要な仕事なのですが、前者はいつまでも考えられるだけにプライベートとの境目が曖昧になりがりです。

④滞りなく動かす仕事、毎日やることが変わる仕事


③と似ていますが、滞りなく動かす仕事は例えば情シスの部門などでしょうか。弊社でもWi-Fiの調子が悪いと情シスに問い合わせするのですが、いつもちゃんと動いている時よりも非常事態の時だけ目立ってしまう仕事は大変ですよね。

逆に私がやっている広告業界は毎日やる仕事が変わるため刺激はあるのですが、切替えが必要だったり、仕事の波が大きかったりと、ストレスが溜まりやすいかもしれません。

⑤学び続けなければいけない仕事、学び続けなくてもいい仕事


どんな仕事でも学ぶこと、学ぶ姿勢は必要なのですが、比較的スキルを一度身につければ学ばなくてもいい仕事と、仕事に必要なスキルが日々変わるため学び続けなければいけない仕事があります。

特にIT、WEB業界などは世界的に技術革新が起こり続けているため、学び続けなければいけない仕事だと思います。

⑥市場全体が伸びている仕事、市場全体が伸びていない仕事

市場全体が伸びていると、新しい売上を作ったり、新しいサービスを作ったりする業務をおこなうことが増えます。市場全体が伸びていないとコストカットや効率化をすることが増えていきます。

日本全体がGDPが低下している傾向のため、コストカットや効率化の業務が大きいとも言えますが、キャリアアップを考えると市場全体が伸びている業界のほうが良いと言われています。

⑦苦もなく続けられる仕事か、続けることが苦しい仕事か

冒頭のコピーライティングは私にとって続けられることが難しかったのですが、今のストラテジックプランニングという仕事は、大変ですが、やりがいがあり、考えることが好きと言い切れます。

やりたいなと思っていても、やっているときに苦しいなということは多々あって、自分を俯瞰して見てみて本当にやりたいと思っているかを考え直すようにしています。

あと、本当に好きで好きでやっている人は勝てないですね。熱量が強い人には、知識も人もついてくるものです。

人の仕事をみて悔しいと思うかどうか

最後に私が一番重視しているのは、人の仕事を見たときに悔しいと思うものがあるか、思うものは何か、ということです。

悔しいという感情はかなり素直に感じることができますね。私もまだ悔しいと思えるうちは、今の仕事をがんばっていきたいと思っています。

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