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パレスチナの雑貨屋が、世界フェアトレードデーによせて

こんばんは、中東パレスチナ×日本のカワイイを届けるクリエーションブランド「架け箸」です。

昨日5月11日は世界フェアトレードデー。
(日付超えちゃった)

大阪では、馴染みのcomm cafe(箕面市)でフェアトレードの販売会に参加させてもらい、お客様が凄く楽しそうに各店舗でお買い回りされているのが印象的でした。

うちが基本パッケージフリーだからなのもありますが、買ったその場でらくだのブローチを身に着けてくださるお客様が多くて、そのテンポ感も毎度嬉しいものです。

今日のお客様。フェアトレードショップ「エスペーロ能勢」のPOPデザイナーさん。顔出し許可貰いました(※ブローチは再入荷待ちですがこちらはアウトレット品)

東京では、渋谷から表参道をぐるりと回るデモ行進に参加。予定していなかったのですが、周りの行動にアイデアを貰い、インスタライブでその様子を配信しました。

フェアトレードとデモは投げ方は違うものの言いたいことは同じなんだよなって思えて。また、今日はこれまで参加したどのデモよりも声が大きかったんですね。その熱気を、そのまま伝えないといけないような気がして、デモに来れない人にも、まだ来たことが無い人にも届けようと。

皆さん見てくれて、コメントでコールしたり、ハートで気持ちを示してくれたりしたのがすごく嬉しかったです。

加えて帰り道、「ちくちく鳩パッチ」といううちの出たばかりの商品を付けている人を発見!思わず声を掛けました。「見た時に可愛い~~と思って」とその方。嬉しかったですね。

ちくちく鳩パッチ

正直、この7カ月のパレスチナの酷すぎる状況を前に、フェアトレードに何が出来るんだろうと思わない訳ではありません。

最初こそ頑張らねばと思っていましたが、長引くにつれ、無力感は募ります。

でも一昨日、「パレスチナあたたかい家」の展示に来てくださったリピーターのお客様が、まるで悩みを見透かすかのようなタイミングで、

現地の、素敵だなと思えるものを手に取ったり、そばに置いたりすることは身近に感じるきっかけになるし、助けなきゃ、とかじゃなく素敵なものを作っている人達として認識できる。

パレスチナとは全然関係なく、友人が「それ可愛いね、どこの?」と興味を示してくれて、もうひとつ見つけた時にプレゼントしたんです。色々知ってもらえるフライヤーも一緒にして。

と、お話ししてくださったんです。

こういう風に言ってくださるのはこの方が初めてではなくて。
気持ちが完全にスッキリするのはもっとずっと先だと思いますが、

フェアトレードの精神は、フェアに取引をすること、そこに尽きます。
アンフェアな今の状況を変えていくとともに、作り手と細く長く交易を続けていきたいと思います。


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