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国家公務員経験者採用試験 2020年度合格発表 お役立ち情報あり
昨日11月20日に係長級(事務)区分の合格発表がありました。
https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/keikennsya/keikennsya_kekka_2020.pdf
申込者834人、第1次試験合格者138人、最終合格者57人ということで、対1次試験合格者倍率2.4倍なので、大量合格と言っても良いでしょう。昨年度は3.1倍、一昨年度(筆者合格年度)は4.3倍でしたので、最終合格難易度は年々下がっていますね。合格ラインは昨年と同じで、人物試験Bかつ政策課題討議C又は人物試験Cかつ政策課題討議Bとなっています。
https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/heikin/shikenea_heikin.pdf
大量合格の背景ですが、やはり若手キャリアの大量離職の影響が大きいと思われます。
「危機に直面する霞ヶ関」と題したエントリーによると、20代のキャリア官僚(国家公務員総合職)の自己都合退職が2013年度の21人から、2019年度は87人と4倍以上に増えているという。
ということで、来年以降の受験を考えている方はチャンスかもしれません。
過去の記事を再掲しますので、試験対策の参考にしてください。
さて、官庁訪問ですが、最終合格者が増えたといっても、採用が増えるかはまた別問題です。これまで、最終合格者のうち、採用に至っているのは概ね1/3以下です。今年度の採用者の絶対数は増えるかもしれませんが、甘い気持ちは禁物です。
採用予定数の上限は以下のとおり計25人ですが、採用者数は多くても15人程度と思われます。
会計検査院①、内閣府③、金融庁③、公安調査庁①、外務省①、財務省本省②、文部科学省①、厚生労働省③、農林水産省①、経済産業省⑤、国土交通省③及び環境省①
これは勝手な推測ですが、人事院の試験に受かったからといって、各府省では、採用の最低ラインをクリアしているわけではないと捉えている可能性があります。
というのも、ここ数年、各府省では、独自ルートの総合職選考採用を行っています。
現在募集中のもの
防衛省
※このほか、国交省でも過去に実施していました。
敢えて手間暇掛けて独自選考をやっているのは、人事院ルートでは会いたい人材になかなか会えないということなんだと思います。
なので、人事院としても、最終合格者を増やして、各府省のお眼鏡にかなう人物をできるだけ多く官庁訪問に送り出したいという意向があるのかもしれません。
ちなみに、30代以上の方は、独自ルートの課長補佐級を受ける方が採用の可能性が高いと思います。総務省では、人事院の経験者採用試験合格を+評価してくれます。
国家公務員採用第I種試験、国家公務員採用総合職試験、国家公務員経験者採用試験(係長級(事務))、司法試験、公認会計士試験第二次試験(平成 17年度まで)及び公認会計士試験(平成18年度から)の合格者については、経歴評定の際の参考情報としますので、訪問カードの資格欄にその旨記入してください。
筆者も応募を考えていたくらいです。国1+経験者試験+会計士だとどんな評価なんでしょうか(笑)
それでは、これから官庁訪問する方、来年の試験を目指す方、頑張ってください!
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