【採用説明会レポート】総務省経験者採用(選考採用) 総合職 課長補佐級・係長級 事務系/技術系

2/5の採用説明会に参加しました。本稿はそのレポートです。参加できなかった方は是非お読みください。まだまだ応募は受け付けています!

前回の記事もご覧ください。

概要

説明会はYoutubeよるライブ配信。全体で90分、最初の10分は機材トラブルで配信されませんでしたので、実質80分程度でした。

ご存知のように総務省では、大きく行政評価・管理、地方自治及び情報通信の3分野を扱っており、それぞれ15分〜20分程度の業務説明がありました。

また、経験者採用試験(独自選考)で採用された方からの説明が10分程度×お二人、最後に選考スケジュールの説明が5分程度の構成となっていました。

なお、説明会の参加者は、私が確認した最大人数で246人でした。結構多いですね。興味本位の方もいるようでしたが、説明会に参加せずに応募する方も考慮すると、200人以上は応募するのではないでしょうか。採用人数が若干名ですので、競争倍率100倍はあるかもしれません。

それでは、各パートの詳細をレポートします。

行政評価・管理

説明者は企画官の方でした。統計行政の話が中心で、個人的に興味のある行政評価の話はあまり聞けかったです。

地方自治

説明者は2003年採用の課長補佐(もうすぐ企画官)の方でした。説明回参加者と年齢が同じくらいじゃないかとおっしゃっていたので、40歳前後でも採用の可能性はある!と思いました。

キャリアパスとして、新卒採用を前提にすると、本省係員・係長→地方自治体課長→本省課長補佐→地方自治体部長・局長→本省企画官・室長→地方自治体副知事・副市長→本省課長……といった感じです。経験者採用で入省すると、係長と課長補佐とで地方出向の回数が変わるかもしれないが、個別の事情に応じるらしいです。

よくある勘違いとして、地方創生とか過疎の問題に取り組みたいというのは総務省の役割ではないとのこと。そういう気持ちも大事だが、国の制度を地方の隅々まで行き渡らせるのを支援するのが総務省ということなので、エントリーする際には要注意です!おそらくこれまで何度もこういう勘違いを受けてきてうんざりしているのでしょう。

また、過去2回の独自選考による地方自治分野での経験者採用の実績はないとのこと。ただ、形だけ採用活動をやっているという印象はなかったです。

求める人材(スキル)として、デジタル人材やファイナンスの知見のある人を挙げていました。今後、地方自治のDXや資金調達を支える業務を行うに当たり、自分たちにないスキルが欲しいとのことです?

情報通信

説明者は地方自治と同様に2003年採用の課長補佐(もうすぐ企画官)の方でした。

技術系が多いイメージがあるが、技術系でも土木や数学を専攻していた人もおり、事務系も少なくなく、バックグラウンドに関係なく活躍しているようです。

求める人材として、コミュニケーション力のある人とのこと。

本選考採用者からの説明

H氏 2020年4月採用(情報通信) 課長補佐
金融機関の本部部署で働いていた方で、総務省に出向していて、そのまま本選考を受験されたとのこと。志望動機として、①政策が国全体に広く影響しやり甲斐がある、②一つ一つの業務に深く関与できる(1つのグループは補佐以下で3人とか)、③営利目的でないことの3つを挙げていました。

T氏 2019年8月採用(情報通信) 課長補佐
前職は外資系戦略コンサルで、自動車やヘルスケアのプロジェクトを担当していたとのこと。民間ではステークホルダーの範囲が狭いが、総務省の政策は国全体に影響する→将来の日本を良くしていきたいということで、志望されたとのことです。

選考案内

総務省のHPのとおりですが、若干の補足説明がありました。

若干名採用の人数感として、過去2回は一桁人数とのこと。私の感覚では、多くて2,3人って感じでしょうか。

二次試験の短答試験はWEBで受験とのこと。民間の中途採用では広く行われていますが、国家公務員試験ではかなり珍しいですね。対策していないと全然できないということも聞きますので、ここは念入りに準備しておきましょう!足切りに使うだけだと思いますが、40歳前後の優秀な実務家ほど足元を掬われるおそれがあります。

また、二次試験の論述試験は、訪問して受験するとのことです。おそらく面接と同日かと思われます。一次試験の経歴評定でばっさりいくのか、短答試験で絞り込みを掛けるのか分かりませんが、面接までにかなり絞ると思われます

その他雑感

以上で個人的な感想も書いてきましたが、書きれなかったことを。

中途採用と言えど、入り口もキャリアパスも3分野で厳密に分かれているようです。

行政評価・管理の採用者が過去にどれだけいるのか分かりませんでしたが、もしかしたら地方自治同様にゼロかもしれませんね。

一方、情報通信は、今後DXがますます進むとあって、積極的に採用しているイメージです。と言いつつ、これまでの採用者がSEとかじゃないのがミソですかね。外コン・金融…これをどう受け止めるかは読者にお任せします。

この関係↓か分かりませんが、質疑応答の時間はありませんでした。

おわりに

国民のために活躍してくれる人材を応援してます。頑張ってください!

人事院が実施している経験者採用試験(総合職)についてはこちら。

3位で合格した筆者による体験記となっています。

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