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国家公務員経験者採用試験 座談会からの採用可能性の考察

2020年11月に人事院が主催した経験者試験採用者の座談会の模様がアップされました。

https://www.jinji.go.jp/saiyo/syokai/r2_zadankai.pdf

今回は2019年に採用された4名が参加されています。そのうち、総合職相当で採用されたのは、金融庁の宮原氏、厚生労働省の上野氏のお二方です。

宮原氏(金融庁)のご経歴

前職は銀行で経理を担当しており、日本の会計基準に基づいて会社の決算を回す仕事や財務分析、経営層への報告、監査や会計基準の動向調査などの仕事をしていました。仕事をする中で公認会計士の資格を取得

金融庁からすると申し分ない職歴と資格ですね。銀行出身であれば、金融庁の業務に関する理解もしっかりしているでしょうし、金融業界の課題なんかもきちんとしたお考えがありそうです。

上野氏(厚労省)のご経歴

私は国家公務員への挑戦は二回目でした。学生時代に一度、国家公務員総合職の試験を受けて、 厚生労働省にも官庁訪問に行っていました。そのときは採用にはならず、民間企業の生命保険会社に就職しました。

なんと無い内定からのリベンジ成功です!社会人として働いていく中で、成長した姿をアピールできたということでしょうか。生保の経験も厚労省の業務と親和性があるのでプラス材料でしょうね。

そして、上野氏については、驚くべきことに…

昨年、私がこの試験を受験したときは、まだ社会人になって2年半しか経っておらず、経験者と言えるほど経験を積んでいなかったので、採用されるか本当に不安でした。

採用時点で経験年数3年です。これは新卒ストレートで総合職採用された人と同じスピードで係長になったことを意味します。

採用者のマス層は30歳前後なんでしょうが、若いほど有利という説は間違っていないと思います。

まとめ
お二人とも関連業界のご出身です。ただ、これは経歴そのものを評価しているわけではなく、行政課題の問題意識に飛躍がないとか、考え方に説得力があるとか、そういうところで有利になるのだと思います。とすると、異業種からの転職はやや不利なのでしょうが、アンテナの高さで追いつけないこともないといったところでしょうか。

おわりに
経験者採用試験の対策については、こちらの記事をご参照下さい。3位で合格した筆者のノウハウをまとめています。


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