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“最強”千葉ジェッツに死角あり

渡邊雄太選手の千葉ジェッツ入団が決まりましたね。やはりNBAプレイヤーです。収まるべきチームに収まったという印象です。新しいアリーナ、そしてBプレミアに向けて、一切の抜かりなし。いつもリーグの最先端を走るのは千葉ジェッツだなと思いました。リーグのレギュレーションを最大限に活かした、お手本となるチーム作りだなと、感心します🙌💦

以前にもこんな記事を書いていましたね~💧

この頃からとにかく千葉ジェッツは最強のロスターを揃えていました。他のチームからみたら「ズルい」と思ってしまうくらいの最強ロスターです。それでも、Bリーグ優勝(ファイナル優勝)は1回だけ。決して何連覇した、、、とか、王朝を築けたわけではありませんでした。

つまり、まぁ1年くらいはチャンピオンになったとしても、「連覇」は難しいということです。他のチームにもチャンスはあります。
渡邊選手の千葉ジェッツ加入を悲観せず、しょうもない嫉妬の気持ちは表に出さず、歓迎しましょう!💦大丈夫です!😅


千葉だって、新築の大きなアリーナを維持していくだけの“儲け”を出さないといけません。大きな箱、最先端の設備、そこに関わる人件費、警備費、たくさんのお金が必要ですし、たくさんの人の人生が関わってきます。
そういうものを全部 背負っての「新アリーナ建設」、「Bプレミア参入」です。

逆に、滋賀レイクス目線で考えると、こんなに大きな箱、大きな人件費、大きなクラブにしなくても、千葉ジェッツに勝つことができる!それがバスケットボールというスポーツなんだ!と、証明できるチャンスでもあります。
バスケットはお金で勝負するスポーツではありません。滋賀のようなチームが千葉に勝つことだって十分にあります。そこに夢があると思いますし、滋賀レイクスはそういうチームを倒すこと、そういうチームを作ることに「価値」を見いだしていければいいと思います。


そして、最強に見える千葉ジェッツにもいくつかの「死角」があります。
今回はそれを紹介したいと思います。


1つ目は、選手の人気に依存したチーム作りであること。特にポイントガードの富樫勇樹選手の存在です。

毎年、Bリーグ ベスト5に選ばれている実力、人気、共に、Bリーグトップの選手であることは誰しもが疑うことのない事実です。間違いありません。
しかし、彼が抜けた千葉ジェッツを想像してみてください。全く違うイメージのチームになりませんか?
NBAプレイヤー渡邊雄太選手を誰がコントロールするのですか?金近選手ですか?原選手ですか?河村勇輝選手をアメリカから引き抜きますか?さすがにそれはできないでしょう。

つまり、富樫選手の代わりになる選手がいないのです。富樫選手の人気や実力、カリスマ性、信頼性で、千葉ジェッツは今の地位を築けています。渡邊選手の活躍も、富樫選手あってのことであろうということです。


2つ目は、怪我の心配ですね。
富樫選手が万が一怪我をしてしまったら、、、考えたくはないですけど、可能性はゼロではありません。

彼以上に怪我の可能性があるのが、渡邊雄太選手だと思います。
NBA時代にくらべて渡邊雄太選手には相手のディフェンスがよりハードに当たってくると簡単に予想できます。
NBAではロールプレイヤーだった彼も、日本に帰ると恰好のエース、ディフェンスの餌食となってしまいます。
相当プレータイムも増えると思いますし、タフなシチュエーションも増えると思います。そういう状況で、渡邊選手は「怪我の多い」選手だということは、日本のファンは皆知っていますよね。そこは心配要素でもあり、千葉ジェッツにとっては死角(不安要素)でもあるはずです。


3つ目は、やはり、Bリーグの混戦さ、レベルの高さ、、、でしょうね。
さすがの千葉といえども、連覇するのはめちゃめちゃ難しいと思いますし、それがバスケの面白さであり、Bリーグの楽しさ、難しさであると思います。他のチームのレベルの高さや、スカウティング能力、戦術、チームケミストリーで、千葉を越えてくるチームは必ず現れると思います。

外国籍選手、帰化選手を誰にして、どう使うか、ヘッドコーチの手腕によってもチームの勢いっていうのはガラリと変わるものです。
昨シーズン優勝の広島ドラゴンフライズの「下克上」なんて見事なものでした。あれがバスケットボールの浪漫であります。

千葉一強では決してありません!


今回の記事は、千葉ジェッツを貶めたかった訳では決してなく、多少の嫉妬はあるのですが、Bリーグ全体のことを思うと素晴らしい決断でしたし、心から渡邊選手のBリーグクラブへの入団を迎え入れたいです。嬉しさや、ワクワクする気持ちがすごく大きいです。

渡邊選手自身や、その家族さんが、安心して、バスケットボールに打ち込める環境という点で「千葉ジェッツ」というのは最良の選択だったと思いますし、怪我なく、長く日本で残りのキャリアをまっとうしてほしいと思います。

改めて、おかえりなさい!😊🇯🇵

日本のバスケットボール界をますます盛り上げてほしいとおもいます。


ではまた。