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子ども達と旅したコペンハーゲン

もう1ヶ月以上前の話だが、思い出に残しておこうと思う。今年の夏休み、行ったのはコペンハーゲン。デンマークの首都で最大の都市コペンハーゲン。なぜかしつこく2回連呼しましたが。今まで、何かの用事のついでにちょっと寄ったくらいで、じっくり旅行したことがない。ということで、行ってきました。

我が家は庭に出れば鳥のさえずりしか聞こえないようなド田舎に住んでいて、コペンの大都会ぶりに圧倒された。東京と比べれば、、というのは置いといて、やっぱりデンマークで一番大きいのはコペンハーゲンだなと実感しました。大都会のいいところの一つは、美術館や博物館などが沢山あること。ただ、美術、特に現代美術は我が家の子ども達にはちょっと難しいので、美術館以外で家族で楽しめるところに行ってみた。

ブループラネット水族館

ぱっと見、何の建物か分からないがこれが水族館。そして最高に快晴。

街中から少し離れているので、せっかくなので電車を使って行ってみた。滅多に電車に乗らないので、子ども達はすごく楽しんでいた。ただ電車に乗ってるだけなんですけどね。
水族館は沢山の水中の動物がいて、大きな水槽や水槽のトンネルはやっぱり迫力あっていい。色んな魚を素手で触れてみるコーナーやドクターフィッシュに触れるコーナーもあり、沢山の子ども達が試していた。1時間に1回くらいの割合で、館内のどこかしらでイベントをやっていた。カワウソ(だったかな?)の紹介だったり、珊瑚礁や熱帯魚の説明だったり、サメのショーなど。
このサメのショー、本物のサメは水槽の中にいるのだけど、そのサメじゃなく、ショーに出てくるのは着ぐるみのサメ。スタッフの男性とそのサメとのトークショー的な感じで、サメの特徴を説明するというもの。そう、このサメはしゃべる。気だるい感じで対応するサメと、若干スベってる感のスタッフのジョーク、それが私にはとても面白かった。

着ぐるみサメのヘック(名前もある)。トークショーの後は彼と写真も撮れる。

この水族館、イルカやアシカなどの大々的なショーは無い。でも広い館内に色んな種類の魚達に魚に触れるコーナーもあるし、我が家の子ども達は十分楽しかったよう。また、水族館のすぐ外は浜辺なので、持参したランチを食べたり、のんびり海を眺めるのもいい。

遠くにスウェーデンにつながる橋も見える

Experimentarium

東京九段下にある科学技術館のような感じのところです。ここは子ども達に一番人気だった。Webサイトを見られた方が早いと思いますが、ともかく自分達で試すものばかり、子どもから大人まで楽しめる。ただ中心地から少し離れてるので、移動に少し時間がかかるかも。

走ったり、登ったり、引っ張ったり、シャボン玉作ったり、家族や友人達とチームになってやる競技的なのもある。それぞれに仕組みや原理的なものの説明書きがあるのだけど、まあ子ども達は読まないよね。

「ゴミをくれー」と言っているゴミ箱。ゴミを燃やして電気や暖房の熱を作ってると絵で説明されている。

夏休み期間中だったけど、混んでるわけでもなく、人気のコーナーは何分か待ったけど、行列ができるほどではなく、スムーズに行けたのも良かった。子ども達は楽しすぎて時間ギリギリまで遊んだので、彼らのお楽しみの売店に寄る時間もなく、私としても良かったかも。

博物館

バーンと垂れ幕?に書いてあるとおり今の展示はネアンデルタール人

いくつかある博物館の中で、選んだのはStatens Naturhistoriske Museum。結果的に、我が家の子ども達には別の動物の博物館の方が良かったんだろうなと、ネアンデルタール人より。

彼らの生活の様子や道具などが展示。

ちょうど、先日記事にしたネアンデルタール人の話が出てくる本を読んでた時期で、私としてはとても興味深い展示だった。

ちゃんと一つ一つをじっくりみて回りたかったが、度重なる子ども達からの催促に惜しみながら展示場を後にし、その後の売店で、子ども達のお土産の吟味が始まり、今度は私が延々と待たされるという。子ども達が買ったのは石。え、それ買うの?と聞いてしまった。色や形が良かったそう。

プラネタリウム

どんより。この日は雨。見えづらいけど、手前にある円錐形の建物がプラネタリウム。

展示コーナーとプラネタリウムと、他にちょっとした実験をさせてもらえるコーナーがあって、この時は風船のロケットを飛ばすというもの。なぜかお父さん達の方が真剣だったというのはよくある話なのかな。
展示コーナーは、ビックバンの説明で、個人的にはとても興味深かった。物理?化学?どちらも学生時代悲惨な点数を取っていただけあって、展示コーナーの化学物質の名前が沢山出てくる説明は、よく分からなかったけど、それでも面白かった。もっとじっくり見て回りたかったけど、またまた、あまり興味のない子ども達に急かされて終了。確かにこの展示コーナーは内容的に中学生以上向けかも。

写真には微妙に写ってないけど、何箇所か専門家が出演してるビデオのパネルがあって、そこでは彼らの短い説明がイヤフォン越しに聞ける。記述文を読むより分かりやすくていい。デンマークの流行りなのか?、他の色々な博物館等でもこういうスタイルの展示があった。

プラネタリウム、小学校以来だったけど、座った位置の関係なのか?画面がすごく大きく見えた。最初に10分くらい星座や星の説明があった後、映画が始まった。そう、映画なんですよ、プラネタリウムで!あれ、これは一般的なのかな?私が小さい頃行った地元のプラネタリウムは、季節ごとに夜空に見れる星の説明があっただけだったような。今そのホームページに行ってみたら、なんとコナンとかムーミンとか映画流してた!プラネタリウムで映画って普通だったのか、、初めて知った、この衝撃。
ところで、私たちが観た回はアニメの映画(下に貼り付けた動画です)で、エンジニアのハムスターがロケットを作るという話。ロケットを飛ばす原理を子ども用にわかりやすく説明してあって、面白かった。スクリーンが大きくて、まるで自分が動いているかのような錯覚にも陥って楽しかったけど、これアクション映画とか動きが早い動画観たらきっと酔うかも。

プラネタリウムの売店で買った、惑星の大きさなどを比べたりして遊びながら学べるカードゲーム。シンプルだけど子ども達には好評。

あとは中心市街を散策したり、お城巡りもして、本当にザ・観光を満喫した旅でした。コペンは本当に色々見るところがある。でも結局、今のところ一番子ども受けがいいのは動物系と遊園地。彼らには大都市とかどうでもいい。中学生くらいになったら、博物館とか一緒に楽しめるのかな。いやそれより、一緒に行ってくれるのかな。

連日の濃い観光に、町中に私以外にも外国の人が沢山いたり、お店では逆にデンマーク語が話せない店員さん達がいたり(サマージョブ中のインターナショナルの学生さんだったのかな?)、色々新鮮だった。

(長文になってしまいましたが、読んでくださってありがとうございました!)

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