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ケアマネ「更新研修」について思うこと!!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は私の考えるケアマネジャー(以下:ケアマネ)更新研修について思っていることを書いてみたいと思います。

本題に入る前に、ケアマネ資格について全く知らない方も読んでくださることを仮定して簡単に説明をします。

ケアマネは国家資格ではありません。公的資格として位置づけられています。

その為、各都道府県が管轄となり資格試験を実施しています。

この「国家資格ではない」ということが現役ケアマネである私としても、現在ケアマネとして働いている多くの方にも重くのしかかってくるものがあります。

それが「資格を活用・更新する為の研修」です。

ケアマネを受験し合格しても、まずは研修を受けなければケアマネとして実務を行うことすら出来ません。そして、その資格で仕事をするにも研修を受け続けなければ維持することも出来ないのです。

今日はそんなケアマネの資格について思うことを思い切り書いてみたいと思います。

この記事は
・興味を持ち読んでくださった全ての方
の参考になるように書いていきます。


ケアマネ研修の実質的な量


詳細に分かりやすく書いてくれているサイトなども多いのでここではざっくりと種類と時間について書きます。ここでは実務としてケアマネを仕事としている人を対象にします。

ちなみに研修によって主体者が異なります。研修の応じて都道府県社会福祉協議会やケアマネ協会が受け持ちます。

ケアマネ資格を取得してからまず受ける研修が
・実務研修 87時間

この研修を修了して始めてケアマネとして都道府県に登録されます。その後5年以内に受ける研修が2つ。
・専門研修過程Ⅰ 56時間
・専門研修過程Ⅱ 32時間
計 87時間

さらに居宅介護支援事業所の管理者要件には「主任介護支援専門員(主任ケアマネ」の資格保持が義務付けられていますが、この主任ケアマネの資格取得の為の研修に70時間の研修を受けます。

ここまで読んで頂いてどのように感じますか?

単純にケアマネ更新研修は5年以内に毎回87時間の研修を受ける事が必須です。その上で5年以上ケアマネとしての実務を経験し事業所の管理者になることも検討する場合は70時間の主任ケアマネ研修を受ける必要があります。

しかも、両方の資格保持者は両方の資格を「更新」する必要があるので、ケアマネ更新研修87時間+主任ケアマネ研修46時間の研修を受ける必要があります。

細かく書けば、さらに様々な要件などもありますがここでは割愛します。

お伝えしたいのはこの研修量…。いかがでしょうか?


これだけ更新研修に時間つかって意味あるの?

ここからが本題です。あくまで私の考えを書いていきます。各々ケアマネによって考え方もあると思いますので、一つの参考としてお読みください。

私自身、ケアマネの更新研修に意味があるかと問われたら…意味がないと答えます。

私はすでにケアマネ更新を3度行っています。主任ケアマネも取得しその研修も1度更新。それだけの更新研修を受けてきて思うことは時間とお金に対しての価値としては不十分だと感じています。

情報がこれだけ簡単に手に入る現在。そして、簡単にオンラインで人と繋がることが出来る現代社会にわざわざ研修会場を用意して莫大な時間を使い、ケアマネ個人から「有料」で研修を行う意味が理解できません。

単純にサブスクリプションとして「儲けている」組織があるからこそ続けているのだと思っています。

そうでなれければ、ケアマネ歴を重ねれば重ねるほどに単純と感じる研修に参加を「させられる」意味がわかりません。

ましてや知識を深める為だけであれば、個人的に能動的に受講する気概がなければ成長には繋がらないとも思います。

私の個人的な意見として「ケアマネ更新研修は無意味」というのが現状の答えです。

もし研修を繰りかえす理由の一つとして「公的資格」であることが挙げられるのであれば1日も早く「国家資格」として認めて頂きたい。


更新研修が無意味であるならどのような研修体系が好ましいか?

ただ無意味と書くだけではただのディスリになってしまいます。なので、私が考える研修体系も参考までに書いてみたいと思います。

まず、ケアマネ研修の全てが「無意味」かと言えばそんなことはありません。

ケアマネ資格を取得後すぐに行う「実務研修」は有益なものだと思います。

これからケアマネを行う方にケアマネの基礎を学ぶ場として用意頂いているものなので、この研修をしっかりと受けてから実務に赴くのは有意義です。

むしろ個人的にはこの「実務者研修」はケアマネだけではなく、デイサービスの管理者や相談員、ヘルパー管理者やサービス提供責任者など介護保険サービス事業所の中核を担う人材に対しても必須研修に位置付けて頂きたいくらいです。

更新研修は5年ごとの専門研修過程Ⅰ・Ⅱは不要だと思います。

なぜなら、なんど受けても大して変わりないと感じるからです。

さらに言うなれば、居宅介護支援事業所の管理者は「主任ケアマネ」となります。

この「主任ケアマネ」が各事業所のケアマネに対してしっかりと研修を行えばそれで事足りると感じます。

ということは、更新研修は不要だけれど主任ケアマネの更新研修は必要ということになります。

主任ケアマネ研修については、ケアマネに対して自事業所で行う研修についてやコーチングスキルなどについて学ぶ場にすればいい。

そうすれば、必要最低限の研修で最大限の効果が発揮できる可能性に繋がると個人的には感じています。


まとめ


ただ、そもそもがこれほど研修を「必須」とされている資格は他に類をみません。

医師・看護師などの医療系国家資格や社会福祉士・介護福祉士などの介護福祉系国家資格でも取得後に「必須」の研修は存在しません。

そもそも取得後に研鑽をし続けるのは至極当然であり、それを「義務付け」られていること自体「おかしな」ことだと私は思います。

長年ケアマネとして仕事をし続け、1日も早く「無駄な」更新研修が無くなって欲しいと思い続けています。

今回の記事では割愛していますが、研修を受講する費用もバカになりません。会社が負担してくれるところもありますが、そうでないところは5年ごとにケアマネ自ら実費で受けています。

それだけ維持するにも金が掛かる資格でも「好きだから」続けています。ただ「好き」でも続けられなくなる時があるかもしれない。

国にはこの点においても早期に検討する意識を持ってもらいたい…。

今日は長年溜まっていた気持ちを吐露させて頂きました。最後までお読みくださった方は本当にありがとうございました。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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今日はこの辺で。

ではまた!!

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