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ケアマネのシャドーワークとマズローの欲求5段階説

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

先日「介護ニュースJOINT」さんの記事で日本介護支援専門員協会会長が「ケアマネのシャドーワークを出来るだけなくすべき」と発言していたという記事をみました。

今回の介護保険改正の件などにも触れられた記事でしたが、今回はあえてその点には触れずに「ケアマネのシャドーワーク」について考えてみたいと思います。

介護支援専門員の職責を狭くするというより、その重要な役割に見合う対価を求めるべきと考えています。まずは基本報酬の引き上げ。業務範囲の問題の対策としても、非常に重要な手段の1つではないでしょうか。


あわせて、シャドーワークをできるだけ少なくすべきだと訴えていきます。地域で高齢者を支えるための活動が、無償というのはやはりおかしい。報酬なしで色々任される、という点に問題があるのではないでしょうか。


我々は介護支援専門員の活躍の場を増やし、報酬を引き上げ、社会的な評価を高めていくための提言をしていくつもりです。

介護ニュースJOINT

ケアマネのシャドーワークに関する柴口会長のコメントです。

確かにそうなんですよね。私はシャドーワークだけではなく、ケアマネの地域創生(地域活動や地域ケア会議等)という役割についても疑問を持っているタイプなので地域に貢献する活動に関しては何かしら報酬を出して欲しいというのは理解出来ます。

とは言え福祉の観点から見て「お金を出して貰わなきゃヤル気になれません」というのもいささか違う気もしています。

理想を言ってしまえば、自分の住む地域や働く地域を「もっと良くしたい」と思う人が増えればケアマネがシャドーワークをやる必要もなければ、「もっと良くしたい」という考えから自発的な活動が増えていくように思います。

でもこんなことを書いている私自身「仕事は仕事」として考えている節が強いですし、自分のプライベートを削ってまで地域貢献や利他的な活動をしたいと正直思えていません。

最近ここが私の悩みでして…。

私が尊敬する人達は「利他的」に活動している人が多いです。仕事・プライベートを分けず「自分のしたいこと」が誰かの為になっている。

私はそういう仕事や活動をしている人を尊敬していますし、私自身そうなりたいと思う反面今一つ行動を起こせない自分がいます。

「これって何故なのかな~」と考えていた時、ふと「マズローの欲求5段階説」が浮かびました。

ご存知の方も多いと思いますが、簡単に「マズローの欲求5段階説」を説明すると人間の欲求を下から順に「生理的」「安全」「社会的」「承認」「自己実現」の5段階に分け下から順に欲求が満たされると次の欲求に移っていくというもの。

これを考えた時「人の為に何かをしたい」とか「地域に貢献したい」とか「夢は〇〇」とかって5段階目の「自己実現の欲求」なのだと思います。

これって「生理的~承認」までの欲求が満たされてこそ持てる欲求であって、安全や社会的欲求すら満たされていない人が持てる欲求ではないんですよね。

私自身住む家はありますし、食べるに困らないだけのお仕事もあります。なので社会的欲求までは満たされていると思っていますが、承認欲求がいまいち満たされていない。

承認欲求は他者からの承認が多くを占めると思いますが、個人的には自分自身を認めるという意味の承認も含まれているように感じています。

上手く表現できないのですが、私はこの承認欲求を満たす為には「自他に対して良い意味で甘くなる」必要があると思っています。

この点において私自身まだ腑に落とせていないのでこれ以上書くことが出来ませんが、これを腑に落とした上で実際に行動出来るようになれば私は5つ目の「自己実現欲求」に差し掛かれるように感じています。

話が少し脱線しましたが、ケアマネのシャドーワークについてはケアマネ全員に求めることは出来ないと思っています。

あくまでケアマネの「責任感」に頼った仕事なので、シャドーワークを「シャドー」ではなくなるようにするには「仕組化」が必要だと思いますし、それをケアマネが行うかはまた別のお話。

ケアマネという職種に多くを求めるのであれば、マズローの欲求5段階説と照らし合わせてケアマネの欲求がどのレベルに達しているのかを考えるのも一つの指標になるかもな~なんて考えた次第です。

だってケアマネに求められるものって「自己実現欲求」に分類されるものが多くないですか?(笑)

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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