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かいよ
2020年11月2日 07:02
──そろそろ起きてくれないか?その声で私は目を覚ましたが、今一つ自分が何処に居るのか判らない。体は宙に浮いているようだし、皮膚の感覚もほとんど無い。そもそも肉体の存在自体がかなりあやふやだ。怖くなって少し手を動かしてみるとヌルリとしたものが纏わりついて来る。それは温かくも冷たくもない、体温と同じ温度の液体のようだ。漸くそこで自分の肉体が存在しているのを確認できたが、ここがアイソレー