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かいわいvol.4 特集 アイドルカルチャー・リイントロダクションについて

 11/20(日)開催の文学フリマ東京にて、新刊『かいわいvol.4 特集 アイドルカルチャー・リイントロダクション』を初頒布します。タイトル通り、アイドル文化への再入門を促すとともに、これまでの第1期『かいわい』(vol.1~3)への導入にもなる一冊です。

【内容紹介①:座談会】


「アイドル文化とは何か」と題し、編集部3名で座談会を行いました。Part.1では、第1期『かいわい』の内容を総括し、Part.2では、「楽曲・現場・推し」をキーワードにアイドル文化について改めて語り合いました。昨今のアイドル論に対する批判的言及も行っています。

【内容紹介②:反動の楽曲派超入門 パロディ編】

編集部タナカハルカによる文章。「地下アイドル界隈」でよく使われる「楽曲派」という言葉のルーツを確認しながら、「楽曲派」の可能性をパロディというあり方に見出します。「楽曲派アイドル」のプレイリスト付きです。

【内容紹介③:アイドル文化のアンビバレンス】


踊り子の宇佐美なつさん、現代美術作家の岡田未知さん、アイドルグループ「くぴぽ」のプロデューサー兼メンバーの服部真希さんにご寄稿いただきました。アイドルをめぐる「割り切れなさ」や「引き裂かれ」が、それぞれの視点から描き出されています。 またこのテーマに関連して、BTSのメンバー同士の「ケア」と「ケアレスネス=構わなさ」に着目した編集部の結城敬介によるエッセイ「ケアレスネスの向こう岸」と、昨今のアイドル論の盲点にめがけて書かれた古川智彬による「アイドル現場から暴投される言葉たち」も収録しています。

【内容紹介④:アイドルオタクヒストリーアーカイヴ】


第1期から引き続いて、アイドルオタクたちへの聞き取りを行い、その記録を3本収録しました。地下アイドル、地上アイドル、K-POP。様々な「現場」の「コク」とそれをめぐる個々人の歴史や気持ちの揺れ動きについての貴重な記録になっています。

【内容紹介⑤:寄稿】


寄稿募集に応じてくださった2名の文章を掲載。冷凍さんの「アイドル・団地・千の窓」は、アイドルと団地の共通点をたどるアイドル≒団地の観光案内。私はこーへさんの「アイドルとは現代の妖怪・怪異のことである」は、アイドル=妖怪・怪異を取り巻く力学に迫ります。

【文学フリマ東京35詳細】


・『かいわい』ブース
第一展示場 V-14
※今回は[第一展示場]と[第二展示場]の2棟を使った開催です。お間違えなきようにお越しください。

配置図(https://bunfree.net/event/tokyo35/#i-4 より)


新刊『かいわいvol.4』は、11/20(日)の文学フリマ東京で初頒布した後、順次BOOTHでの通販を開始していきます。文学フリマへの来場が難しい方は、通販開始のアナウンスをお待ちください。

通販はこちらから。

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