あなたは、誰かの大切な人
「本日はお日柄もよく」
という、スピーチライターの話でどハマりした作家さん、原田マハさんの本を読んだ。
これもまた、何かの運命かと思うほど、ぴったりな内容だった。
デザインやら何やらの仕事をしている人が親の認知症に悩み、苦しむ話があった。
友だちには心配してほしくないから、言えない。親しいからこそ、いざってときに悩んでしまう。
でも、友人は気付いてて…さりげなく優しく接する。友人の口癖は「イケるやろ」という関西弁。
大丈夫、なんとかなる。
沖縄の「なんくるない」にも似た表現が好きという主人公の気持ちがよくわかる。
認知症は、進行する。
決断を待ってくれない。
予想してない状態で決断を迫られるとき、本当にこれでいいのか、状態を変えることに迷いまくる。不安な気持ちに、付かず離れずの距離で友人がいる。
今の自分へのエールみたいな本だった。
会ったことないのに、
よく…知ってるなぁ。。私のことを。
なんつって。