一匹の「ヤツ」が世界を変えた話

こんにちは、なかむです。

4月から新卒として東京で一人暮らしをしています。
その中である一匹の「ヤツ」に人生を変えてもらった話を
していきたいと思います。
(「ヤツ」の画像はありませんので、安心してお読みください)

自己管理が苦手な方や、何か悩み事があり日常生活に
ゆとりがなくなっている方の参考になればと思います。

物事は捉え方次第
人は一瞬で変わることができる、そして変わるタイミングは人それぞれ
自己管理ができない人は必ずボロが出る

そんなことを伝えられたらなと思います。

自己管理のできなさが長年の課題だった

私は、自己管理が苦手です。
大学時代は仙台で一人暮らしをしていたのですが、
掃除洗濯自炊は生活の優先順位の最下層に位置している事柄でした。
そのため、部屋はごみや衣服で足の踏み場がない状態が
普通になっていました。
多くの人に「さすがに掃除しなよ」
「自己管理できない人は仕事なんてできない」と言われてきました。
私の部屋のイメージ画像を載せておきます。
(これの10倍くらい汚かったです(笑))

画像2


それでもなお私は「自分の部屋のことに関与しないでくれよ」という
スタンスで生きていました。(今思うと最悪のスタンスですね、、(笑))

その時はまだ自己管理ができていないことの恐ろしさを知りませんでした。

東京で一人暮らしを始めて2か月で事件が起こる

そして今年から東京で一人暮らしを始め、恐ろしい出来事が起こります。
仙台で4年間一人暮らしをしていて見たこともなかった
「ヤツ」が東京で一人暮らしを始めて2か月で出たのです。
そう、みんなを恐怖に陥れる「G」です。
一人暮らしで「G」が出るというこの事件を
より大きくしたポイントは3つ、

①逃げられてしまった
②寝る前22時ごろの出来事だった
③部屋が汚くてどこにいるのかもわからない状況だった

です。
結局ビビりながら部屋中を探しますが、どこにも見当たりません。
部屋が汚く、ゴキブリが逃げる場所がありすぎて見当たらないのです。
「G」は一匹いたら100匹は近くにいるみたいなことも聞きますし、
寝ている間にベッドに上がってきたらどうしようと考えてしまい
その日は全く寝られませんでした。
やはり一人暮らしで「G」が出ると恐怖感が半端ないです、、

「ヤツ」で頭がいっぱいで心に余裕がなくなる

画像3

結局ほとんど寝られないまま次の日も朝から仕事をしていました。
在宅勤務なので家で仕事しながらいつ「ヤツ」が出てくるか分からない。
こんな恐怖を味わったことはありませんでした。
今まで「ヤツ」に対してそこまで恐怖感はなかったのですが、
一人暮らしの夜に見た「ヤツ」は私にはかなり強烈でした。
さすがにこのままでは私の精神も体力も持たないと思い、
本格的に「ヤツ」への対策を始めました。

恩師のCさんから学んだ「予防」と「処方」

画像4

一匹の「ヤツ」の出現により、私は本格的に対策を始めました。
そんな時頭に浮かんだのは私がインターンをしていた
某キャリア教育の会社社長のCさんの言葉です。
「就活は予防と処方に分かれている」
ざっくり説明すると、
予防は社会に出る前に自分と向き合い今後の人生について深く考えること(新卒就活)
処方は社会に出た後に新たな価値観を知ったうえで
今後のキャリアについて考えていくこと(転職)です。

これは「ヤツ」に対しても同じことが言えるのでは?
と思い、ヤツの対策を「予防」と「処方」に分けて考えました。
簡単な「処方」から説明するといわるゆゴキブリ対策グッズで
スプレーや毒餌、ゴキブリホイホイなどが当てはまります。
これはゴキブリが出てからどう対処するかです。
しかしこれだけでは、またいつゴキブリが出るかわからないという恐怖は
消えません。
そこで「予防」の観点でゴキブリがそもそも来ないような部屋にしよう
ということに力を入れました。
具体的には、

①外からヤツが入ってこれる隙間をガムテープや紙粘土で埋める
②部屋の中にヤツの好物を置かない

の2点です。
この②が自分の人生を大きく変える対策方法になりました。
今まで人が住める環境じゃない汚部屋に住んでいました。
しかし、それはヤツにとっては最高の住環境です。
夜に外から侵入したくなる完璧な部屋なのです。
ほこりやごみなどはヤツの食になりますし、
ごみなどで死角が多い場所は住環境としてもベストです。
そんな部屋に今まで何も考えずに住んでいたと思うとゾッとしました。

そこからごみは必ずゴミ袋に入れ、ごみ出しの日に必ず出す。
物は床に置かずにしっかり収納する。
そんな今までではありえない生活をし始めたのです。
その結果下記の画像のような部屋になりました。
(足の踏み場がない生活を4年した後に、
ついに床にモノがない状態じゃないと気持ち悪い状態になりました!)

画像2

今まで何十人の人に部屋をきれいにしろと言われてもしなかったのに、
一匹の「ヤツ」によって一瞬でスタンスが変わるという経験をしたのです。
そんな経験から学んだことをぜひ最後にお伝えさせていただけたらと
思います。

物事は捉え方次第

「ヤツが出た最悪、、」「次はヤツが出ない家に引っ越そう」
そんなことを思うかもしれません。
しかし、「この自分にとって大きな負のエネルギーをプラスに利用できないか?」ということを思うだけで、見える世界が変わってくると思います。
何かマイナスの感情を得たときにはその精神的負担を解消するために
とてつもないエネルギーが生じると私は思っています。
そのエネルギーをふわっと緩く消費していくのではなく、
一気に今までできていなかったことや目をつぶっていたことに
あててみるというのはいかがですか?
私の場合は、一匹のヤツが自己管理の大切さを教えてくれました。
「ヤツが出た最悪、、」その感情を自己管理へのきっかけとして利用したのです。
これから先何でもかんでもうまくいくことなんてありません。
むしろマイナスの感情になることの方が多いのかもしれません。
そんな時にその負のエネルギーを自分の成長へのきっかけに利用してほしいなと今回の経験から本気で思いました。
「物事は捉え方次第」そんなことを少しでも感じながら
生きていただけたらなと思います。

人は一瞬で変わることができる、
そして変わるタイミングは人それぞれ

今回改めて思ったのは、人は変わるときは一瞬なんだなということです。
そしてそのタイミングは人それぞれで期間もきっかけも人によって違うな
ということです。

散々人に言われても直らなかった散らかり癖が、一匹のヤツで一瞬で
変わりましたし、インターン先の社長Cさんが部屋に来て汚いといわれた
時も私は変わりませんでした。
しかし、そこで変わる人もいると思いますし
(社長に言われて変わらなかった私のスタンスが悪すぎですね(笑))
他のきっかけで変わる人もいると思います。

要はみんなとおんなじタイミングで変わる必要はないよということを伝えたいです。

就活や仕事においてみんなと違うことや、みんなよりできない自分
みたいなところに悩んだりすることがあると思います。
しかし、人にはそれぞれのタイミングというものがあります。
就活中にきっかけを得られる人もいれば、社会に出てからきっかけを得る人もいます。
就活中に「やりたいことが分からない」「どうなりたいのかわからない」
と思う人はかなり多いのではないかと思います。
明確にやりたいことを就活中に持たなきゃいけないなんてことはないです。
もちろん就活中にそれを見つけた人は突き進んでほしいのですが、
別にないからと言って不安に思ったり、焦ったりすることはないかなと
個人的には思っています。

だってタイミングは人それぞれだから。

周りに合わせる必要なんてない、自分のタイミングで自分が納得できる行動をとり続けることが大事かなって思います。
もちろんタイミングを言い訳にして怠けるのは意味ないので
注意してくださいね!(笑)
きっかけを得るための行動は積極的にできますからね。

自己管理ができてない人はボロが出る

これは最後に自戒でもあるのですが、自己管理ができない人は
必ず行き詰ります。
日ごろから自己管理できていない人が、仕事の管理なんてできないです。
これは働いてみて本当に思いました。
丁寧さを心掛けていても、日ごろの自己管理の基準の甘さが
絶対に言葉や行動に出ます。
自分ではわからないかもしれないが周りの人には伝わります。

社会に出る前の準備はなにもインターンだけではないんだよ
ということをここでは伝えたかったです。
インターンでビジネスについて学ぶことももちろん大事ですが、
それ以外にも「自己管理」「自己分析」そのほかにも
数々のスタンスやスキルなど学ぶことがたくさんあります。
インターン頑張っているからと言って日常生活で疎かにしている部分が
あれば、それはインターンで本当に深い学びを得られているのか?
と私は感じてしまいます。

どれだけ丁寧に毎日を生きられるか?

それを意識するだけで、インターン以上の効果がもしかしたら
あるかもしれませんね。
インターンができない状況の中でも捉え方、考え方次第で何でもできるなと思います。
まずは丁寧に生きていくことから始めることをおススメします。

最後に

長くなってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は、自分にとって負の感情をどう生かしていくのか?
そして自己管理の大切さについて書かせていただきました。

「物事は捉え方次第で変幻自在になる」
「丁寧に生きる」

このことを心にとどめておいていただけたら嬉しいです。




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