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出身地、紹介します~本州最南端、南紀の更に南はこんなとこ~

こんにちは。カイトです。
東京に住んで合計10年近く経ちました。

元々方言が薄い人間だったこともあり、普段地方出身者と気づかれることがほとんどありません。
それでも初対面の方とお会いすると、出身地の話になることが多いです。

全国各地の方々が入り混じる東京ならではの鉄板話題。
そして私は「和歌山出身」というだけで話が広がることが多く、地元に感謝することが多いです。

ということで、今回は出身地である南紀―和歌山県の南部について。

この記事を見た方が、「南紀ってこんなところだったのか」と知ってくださったら嬉しいです!

※観光地やグルメ情報などは語り始めると長くなるので、今回は全体的なイメージの部分です。

■和歌山県全体のイメージ

▼和歌山県の位置はこちら

東京で和歌山出身とお話しすると、よくこんなことを言われます。

・和歌山県民の人に初めて会った!
・和歌山って…関西なの?中部なの?
・日本地図でいうどこらへん?
・パンダが有名だよね
・高野山あるよね
・みかんが美味しいところ
・梅干しといえばだよね
・きびだんご?(よく岡山と聞き間違われることも)

などなど。

そもそもの知名度が低く、それ自体についていじられてもあまり気にしない和歌山県民が多い気がします。
(※自分の周囲だけでしょうか?地元愛がある場合でも、気にしない人が多いような)

ただ、最近は「和歌山って○○だよね!」と言ってもらえることも多くなりました。
しかし、実はそのほとんどが私の地元から遠く離れているのです。

・高野山→伊都郡高野町(紀北※和歌山県北部)
・パンダ→白浜アドベンチャーワールド(西牟婁郡白浜町※南紀の北側)
・みかん→有田みかん(有田地方中心、紀北※和歌山県北部)
・梅干し→紀州南高梅(日高郡みなべ町※南紀の北側)

同じ「南紀」として括られている白浜アドベンチャーワールドですら、地元からは2~3時間かかります。

和歌山は縦に長いので、北部、中部、南部に住んでいるとそれぞれの地域に詳しくなかったりします。

高野山、白浜は行ったことがありますがとても素敵なところでした!

■和歌山県南部―南紀の中でも南のほうって?

▼大体私がわかる範囲(地元と思っている範囲)はこちら

(手で囲った感満載…!)

南紀の中でもさらに南の「東牟婁群(ひがしむろぐん)周辺」、それが私の田舎です。

◇衝撃的な遠さ

東京駅から新幹線、特急電車を乗り継ぎ約7時間かかります。
本州の中では特に時間がかかると言って良いです。
帰省はさながら海外旅行だな、と思っています。
その分、レアな感じがする〜とポジティブに思ってもらえると…良いかな…?
費用は東京から往復で約3万円です。

高速バスは一日一台で約10時間かかるため、体力がある方にはオススメします。
こちらの費用は往復2万円。

個人的にはどうしても朝一に到着したい!という場合を除けば電車がオススメです。
(大型連休時のバス乗車は非常に困難なので要注意)

また、現地での移動はレンタカーがスムーズ。
観光地のほとんどは道が狭いので、最近運転してないな…なんて場合は少しドキドキするかも。

ただオーシャンビューや美しい熊野川沿いを走ることができるので、ドライブ好きな方にはオススメです!

◇方言はほぼ関西弁

私の地元周辺はほぼ関西弁で、若い世代になればなるほど標準語に近づいている気がします。
語尾は「~やん」「~かん」「~たある」など、世代によってもさまざま。

少し地域を離れるだけでイントネーションもバラバラで、母と私ですら違う箇所が多かったりします。

関東の方には「関西弁」として認識されますが、関西人同士だと違和感を持たれることが多いです。

そのほか、変わった方言だと、
「青あざ/青タンができる」を

地元では
「黒にえたある」と言います。

初めて聞いた人は外国語のように聞こえるー!と盛り上がるので、鉄板ネタとして使用しています…(笑)

■南紀(の中でも南側)の魅力って?

そんな秘境の地である地元の魅力について。

なかには別の地域でも経験できることもあるかと思いますがご容赦ください!

・美しい自然に囲まれている
・熊野三山を参拝できる
・熊野古道を巡れる
・海でも川でも温泉が楽しめる
・海産物が美味しい
・素朴な料理がたまらなく懐かしい

地元の中でオススメなものの一部だけ抜粋します!

▼神倉神社
(和歌山県新宮市。初っ端の急斜面の石段に誰もが驚く)

▼瀞峡
(和歌山県・三重県・奈良県を流れる熊野川上流にある峡谷。初回はジェット船がオススメ)

▼那智勝浦漁港の海産物。特に鮪が有名。

和歌山は海・山・川に囲まれた水と緑溢れる土地柄。

もののけ姫の景色を見たとき、勝手に「あ、地元の山らへんがモデルなんだ~」と思っていたほど。
※本当は屋久島と白神山地です。なんとなくあの風景の雰囲気をイメージすると個人的には近い。

世界遺産になった熊野三山は、パワースポットとして有名です。
また、サッカー好きな方は八咫烏(やたがらす)でご存知の人も多いはず。
サッカー守などのお守りがサッカーファンの方に人気だそう。

すこし前にはジョジョで有名な荒木飛呂彦先生がデザインした「和の守」でも話題になったりしていました。

■渋い趣味をお持ちなら、一度南紀に行ってみよう!

ここまでお伝えした魅力って、正直全てめちゃくちゃ渋いんです。
派手さはない、けど落ち着いてのんびりできる、美味しいものもある。
そんな場所です。

神社やお寺を巡ったり、海を眺めたり…自然豊かな場所で癒されたい。
そんな方にオススメです。

数年前に、大学時代の友人が1泊2日で遊びに来たことがありました。
その時は超ハードスケジュールで、南紀オススメスポットのほぼ全てに連れ回してしまいました…

そちらのコースは今後南紀を旅行される方の参考になりそうなので、別の機会にまた投稿したいと思います!

この投稿が和歌山県、その中でも南部の中の更に南部について、少しでも興味がわくきっかけになったら幸いです。

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