# あったらあっただけ欲してしまうが,なかったらなかったでやり過ごせる話

贅沢な悩みだなぁとは思うのですが.

こんばんは.しげまです.今日もとりとめのないことを話しておこうと思うのです.

こんなこと考えるようになったきっかけは留学というより,一人暮らしを始めたこと(まぁ留学も関係なくはない).日本で実家に暮らしていたときは,おなかが減ればいつでも食べ物があったし,なくて買いに行く手間もさほどでない(コンビニマジ優秀すぎ).でも一人暮らしだとどうしても食べ物を切らしてしまうときはあるし,さらにドイツの田舎に住んでいるということもあって,そうなった場合に調達するのはやや面倒.そして何より日曜日はスーパーが閉まっているため,調達することすらままならない.

おなかは減ったけど,食料を調達するのは面倒くさい.そう思うことが度々あるんですけど,なければないで何もしなくても時間は流れるし,僕は生きている.ちょっとやそっと食べ物がなくなったくらいで人間は死なない.まぁ分かり切っているけれども.

これはなんでもそうで,特にお酒についてはこのことを強く実感した.田舎に住んでいたころ(渡独してから既に一度引っ越しているんです,実は)は週に一度しか買い物にいけなかったから,お酒なんてさらさら買う余裕なんてなかった.最寄りのスーパーまで片道15分かけてチャリを漕ぎ,一週間分の食料を買い占めてまたその道を戻る.一週間分の食料はそこそこ量あるし,ましてお酒を入れるスペースなんて存在しない.でも別にお酒を飲まなくても生きていけるってわかったし,禁酒(意識的にしたつもりはなかったけど)なんて成人してから初めてだったけど別に苦でもなかった.

モノに囲まれすぎていたせいで,感覚がとても贅沢になっていることを実感した.だけど別に何もなくても生きていけるし,時間は勝手に進んでいく.

生きるってなかなか面倒くさい.だけどそれが楽しかったりするんですね.



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