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144.便利な世の中になった事による代償。映画「ラストマイル」を観て感じたこと

※一部ネタバレを含みます

先日、友人と「ラストマイル」という映画を観ました!
人気ドラマの「アンナチュラル」と「MIU」がコラボした映画で個人的にも楽しみにしていました。

内容は面白いだけではなく、考えさせられる映画だったのでそこで感じた事を書いていきたいと思います。


ざっとあらすじはこんな感じです。

ある日、届いた荷物は爆弾だった――日本中を震撼させる4日間。 11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく—―。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。 誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか?残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか? 決して止めることのできない現代社会の生命線 ―世界に張り巡らされたこの血管を止めずに、いかにして、連続爆破を止めることができるのか? それぞれの謎が解き明かされるとき、この世界の隠された真の姿が浮かび上がる。

ラストマイル - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

便利になったことの代償

上記のあらすじにもありますが、今回の映画は恐らくA○azonを題材にしているのではないかと思います。

今や生活する上で切り離せないくらい浸透しているサービス。注文した商品が翌日に届くなんて事は15年ほど前はあり得ない事でした。より消費者に喜んでもらえるようにやっている企業努力の裏にはそこで働く人の過労があるんだなと感じました。

1つの仕事にたくさんの人が関わっています。
上流→中流→下流。下に行くにつれて低賃金で働くことになります。では上流の人は幸せかとういうとそうではありません。

今回の映画では上流の社員が倉庫内で飛び降り自殺をするという事件が発生しました。
そんな事象が発生しているにも関わらず、倉庫ではベルトコンベアの稼動を一切止めることはありませんでした。

何のために働いているのか?

https://realsound.jp/movie/2024/08/post-1756537.html

消費者が喜ぶためにやっていることが結果、一番身近な従業員を不幸せにしていることがある。

今回の映画を観てそう感じる事がありました。
必ずしもすべての企業がそうだとは思いませんが、少なからずあるのではないでしょうか。

では人は何のために働き、企業は何のために商品やサービスを世の中に届けているのでしょうか?

これは人それぞれあると思います。

私は今やっている仕事がこの先の人生に繋がっていて、金銭面だけではなく、精神的にも幸せになること。そして自分と関わる人全員がそうなればいいなと思って仕事をしています。

JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、
一、お客さまに最高のサービスを提供します。
一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。

JALグループ企業理念|理念・ビジョン|JAL企業サイト

JALグループの企業理念に「全社員の物心両面の幸福を追求」とあります。

お客様だけではなく、従業員が物心両面で幸福になること。
この状態が一番理想だなと思います。

まとめ

最近観た映画の中で一番考えさせられる映画でした。
人はそれぞれ目的があって仕事をしています。
大切な人を守るため、圧倒的に金持ちになるなどなど。
理由はなんでも良いなと思います。

しかし1人で仕事をすることはできません。
全ての仕事には必ず関わる人がいます。
お客様だけではなく、一緒に仕事をする人全員が喜ぶ仕事をしたいですね。


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