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受験かAIか。教育における命題のような二択。 #100日note-Day46

こんにちは!
株式会社すみかの月館です。
教育と社会を近くする」会社を運営しております。
100日noteにチャレンジ中。今日は46日目!
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私は、高校教員からプログラミングスクールに転職し、「安心して挑戦する環境を作る」をミッションに株式会社すみかを設立。学校には、探究コーディネーターとして探究学習・キャリア教育のコーディネート、企業には、3歳から大学まで届けられる教育特化型プログラムを開発しています。

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現在、私はロサンゼルスにいます。
無事サンフランシスコからロサンゼルスに移動できました。

Global Teacher Programに一緒に参加する2人をロサンゼルス空港に迎えに行くために、空港近くのホテルで黙々と仕事をしております。

朝からスタバ行って仕事したり、お昼にはIn-N-Outでハンバーガー食べたりと日本ではほとんどできなかったゆったりした時間を取れています。
(海外来たからこそ、移動の機内含め、できるインプット多めの時間で、思考の整理もたくさんできました。)

ただ、現地時間今22:00なのですが、今から朝の4時までオンラインMTGたっぷりです。笑


さて、今日のnoteのタイトルは、「受験かAIか。教育における最大の二択。」という教育者なら頭を悩ます二択ではないでしょうか。
というのも、私たちが明日から訪れるHigh Tech Highを題材としたドキュメンタリー映画Most Likely to Succeedを予習を兼ねて見ていたら、保護者や生徒が大絶賛して取り組んでいるわけではないことがわかりました。
詳細を知りたい方は、映画を見ていただきたいのですが、保護者や生徒が疑問を持つポイントは日本でも議論されていることだったので、改めて考えてみようと思いました。

Project Based Learningという従来の教授法とは異なる授業スタイル

今までも何度もnoteで取り上げて来ているので、詳細については割愛しますが、High Tech Highでは、Project Based Learning(プロジェクト型学習)というプロジェクトを軸に教科を学ぶ授業スタイルを導入しています。

なので、High Tech High(HTH)では、定期テストがなく、全国一斉のカリキュラムどころか、学校全体でのカリキュラムもない。先生はどんな教材を使ってもいいし、どんな授業をするかも任されています。(しかも、完全雇用はなく、1年契約であるため、熱意のある先生が集まるとのこと)
なので、先生は、HTHが大事にしている「公平(Equity)」を軸としながら授業作りをしているとのこと。
熱意ある先生がHTHにいることは理解できるものの、保護者のリテラシーや教育ママなのかなと思ったらそうではないことが映画から見受けられました。

High Tech Highは完全無料の公立校

HTHが注目される理由の1つとして、これだけ革新的なPBLに取り組まれているものの、公立校であるという点が挙げられます。高い学費を払って、受験を経てきた子どもが入るわけではなく、郵便番号による完全抽選で選ばれた所得もさまざまな子どもたちが通っています。

どんな授業をしてほしい?

「どんな授業がいい?」

と先生と生徒と話し合うシーンや保護者と話し合うシーンが出てきます。
学校や先生と同様にPBLに肯定的に取り組んでいるかと思っていたら全く違いました。(もちろん、全員ではないという前提だし、映画的にも批判的な側面も映して、議論してほしいがゆえののシーンだと考えられる)

先生は、その生徒が受験だけではなく、将来にわたって、誰かと協働することや、プロジェクトを進めていく上での交渉力、逆算力などを含んだプロジェクト管理能力が身に付くことを生徒や保護者に唱えていました。
この映画が上映されたのが2015年。その時から先生たちは「ロボットやAIが出てきても大丈夫なように」という未来を見据えた授業を意識されていました。
一方である生徒からは、

「もちろん、それが大事なことはわかっています。ただ、目の前には、受験があるんです。そういった取り組みは大学入ってから学べばいいので、受験までは受験の対策をしてほしい。」

的なことを言っていました。
この声は保護者からも同様にあると言っていました。
アメリカの受験システムとは異なるとはいえ、日本でも同様の疑問を持つ生徒や保護者がいることは、教員時代から感じていましたし、多くの先生もこういったことを言われる経験があるのではないでしょうか。

生徒にも「これ何のためにやるんですか?テスト出ますか?」と耳から血が出るほど聞かれました。私自身が夢中になれる授業を提供できなかった無力さも痛感しましたが、未だにこの問いに答えられません。
私は、現時点で「いや!AIが出てきているんだから、高校生のうちからPBLを取り組むべきでしょ。」と言い切ることはできません。
この問いに答えられるために、私はわざわざアメリカに来たと言っても過言ではありません。

私たちが思っている以上にAIによる淘汰は進んでいる。

羽田からサンフランシスコ国際空港に到着して、入国審査を超えてお出迎えしてくれたのがロボットのコーヒーマシーンでした。

コーヒーマシーンはどこのオフィスにもあるし、家にもコーヒーマシーンを持っている方もいるくらい身近ですから、コーヒーマシーンによって、カフェがなくなるとは思いませんよね。

ただ、私が出会ったサンフランシスコ国際空港にあるコーヒーマシーンは、一味違いました。動画で見てほしいため、Xに投稿したポストを載せます。

普通に美味しかった。。。

では、こういったロボットによって、スタバはなくなるのか?答えは「NO」ですよね。スタバが提供しているのは、コーヒーではなく、「サードプレイス」です。
ただ、「ものを提供する」のような作業だけでは、すぐロボットが取って代わるでしょう。でも、日本の方が無人のレジがあったり、空港では無人で預けられるようになったり、省人化が進んでるように思いました。

「受験かAIか。教育における命題のような二択。」

簡単に答えが出せる問いではありません。

日本だけにいては、わからないこの命題に、映画で得る情報だけではなく、一次情報を手入れるために、現地でしっかり目に焼き付けてきます。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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