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オンライン授業でのコミュニケーションの取り方

オンライン授業ってどんなもの?

自宅での受講になるため、新型コロナウイルス感染の心配がないことにより、すっかりメジャーになったオンライン授業ですが、一口に「オンライン授業」といってもいくつかのパターンに分かれることをご存じですか?

①オンデマンド型

講義資料、教科書等を提示し、毎回の課題で指導を行うタイプのオンライン授業です。あらかじめ「録画」済みの動画をアップし、学生が好きな時間に視聴することができます。
※「スタディサプリ」「Classi」(クラッシー)「Google Classroom」など

②双方向型(2つのタイプ)

A: 教員・講師が、自分のパソコンやタブレット等で授業を「リアルタイム」で配信する形態です。

B: 教室で板書をしながら、授業を「リアルタイム」で配信する形態です。

教える側と学ぶ側が、同じ時間、同じツールを使って、映像や音声でやり取りしながら授業を行います。

オンデマンドが「録画」したものを使うのに対し、こちらは「ライブ授業」で行います。※「Zoom」や「Meet」「Skype」などがツールとして利用されます。

どちらも同じ「オンライン授業」と呼ばれますが、「録画」か「ライブ授業」かという違いがあります。

オンデマンド型のメリット

「録画」のため自分のペースでの利用、巻き戻しや繰り返し視聴が可能です。

オンデマンド型のデメリット

受講者は録画を見るだけなので、「受け身になりやすい」、「集中力が保てない」、「その場で質問ができず、わかった気になる」といった欠点があります。

双方向型のメリット

リアルな「ライブ授業」なので、通常の授業と同じ感覚で受けられるという利点があります。また、受講者からは教員や講師の顔がいつも見えているので、集中力を保ちやすく、通常の授業のように質問も可能です。

双方向型のデメリット

「音が聞こえない」、「画面が見えない」といった機材のトラブルも起きやすく、Wi-Fiの環境やパソコン・タブレットがないと参加できないというデメリットがあります。また、紙媒体のものは直接渡すことができないので、それをメールで送受信する手間があります。

※当塾は双方向型Aの形態に、オリジナルの動画の自由視聴を加え「オンデマンド+双方向型」の形を取っております。

オンライン授業でのコミュニケーションの取り方

オンライン授業は、受講者の情報を画面越しに得るしかなく、「ライブ授業」以上にコミュニケーションを意識することが必要です。
リアルな対面であれば、生徒の顔色や態度により「言葉かけ」を考えて接すれば良いのですが、画面越しでは詳細を得ることができません。

また、生徒は自宅という安全な空間にいることで、身体的には不安がないのですが、親の監視のないところでの自由な顔を見せることができません。

塾ではとてもよくしゃべってくれるのに、オンラインで自宅と繋いだときはその内容を聞かれたくないのか、とても寡黙でおとなしくなってしまう生徒が多くいます。

そのため、オンラインでコミュニケーションを取るのは、教える側の工夫次第だと思います。

なので、教える側としては、例えばクイズや雑談を休み時間に挟むことや、気分転換になるような話を振ってあげるなど、生徒が口を開きやすくなり、尚且つ保護者の耳に会話が入ったとしても後から、生徒が「集中していない」などと責められることのない話題を用意しておくことが必要だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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