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【レッドブル】から学ぶ成功の条件

今夜は、誰もが知る「レッドブル」からマーケティングを学ぶというテーマでお送りします。

↓今回は、こちらの本の内容をテーマとして抜粋しています。

レッドブルは創業から25年で世界165ヶ国に展開し、年間25億本も売上げている大成功企業です。凄いですよね、、。

でも上記の本のタイトルにもある通り、「レッドブルはなぜこれだけ売れているのでしょうか?」

その答えは「マーケティング」にあります。

レッドブル社は、生産と流通は他社に任せ、自社は販売と宣伝だけに専念してます。どれだけ専念しているかというと、売上の3分の1を広告とブランド育成に費やすほどです。例えば、2012年の売上は約5,200億ですから、この分野に投入する資金は1719億円ほどという計算になります。

大企業の大半は自社のマーケティングと広報活動を他社に委ねていますが、レッドブルは自社でマーケティングを行っています。

これこそがレッドブル社の成功の鍵です。
では、どのようなマーケティング手法を取っていると思いますか?

スポーツマーケティング

レッドブルのマーケティングの大半はスポーツに集約されます。
実は、レッドブルは世界最大のスポーツスポンサーの1つに名前が上がるほどです。

とういのも、レッドブルのキャッチフレーズ「翼を授ける」は、心と体を羽ばたかせるという意味合いで身体的活動とは切っても切り離せないからです。

言われてみればレッドブル=スポーツの印象は根強くありませんか?
どのようなスポーツ選手とスポンサー契約を結んでいるかというと、

・サッカー
・パラグライダー
・クリフライダー
・オートバイやマウンテンバイク
・陸上競技

上記以外にもおよそ100のスポーツ競技を代表する600人のアスリートが、レッドブルと契約をしています。

スポーツの一部になる

さらに、レッドブルは短期的な参入や一度きりの活動などには興味がなく、主にアスリート個人との長期的なパートナー関係をこのんでいます。

契約書は存在せず、アスリートと、夢を実現するのを後押ししたいと口約束をとりかわすだけなのです。

レッドブル創業者のマテシッツはこう言います。

スポーツ選手にトレードマークを押しつけ、それがテレビに映っていた時間を驟雨系するようなことだけは絶対にしたくない。あるスタジアの広告スペースをすべてプレゼントすると言われても、欲しいとは思いません。私は「量がすべて」といった考えは持っていません。スポーツの不可欠な一部になることが、私たちの哲学です。

また、面白いことにスポンサー契約を禁止しているスポーツがあります。
それは「格闘技」です。暴力はレッドブルのイメージに合わないからとスポンサー契約を禁止しています。

一方で、エナジードリンクのシェアを争うMonsterが格闘選手とスポンサー契約を結んでいることから、レッドブルはブランドイメージに徹底的にこだわっていることが見受けられます。

こういったブレないスポーツマーケティングがレッドブル社の売上に繋がっているのは間違いないでしょう。

最後に

今回のテーマでの学びは、「何をやらないのか決める」ということです。
レッドブル社は、他社が自社で行う生産と流通をやらないと決めて、販売と宣伝にフルコミットすることが結果として成功になりました。

また、スポンサーに関しても「格闘技」とは契約しないとうブレないブランド性が今のレッドブルを作り上げてきたことでしょう。

僕たちも、ビジネスに関わらず日常生活や業務においてもやるべきでないことをやってしまってる事が多くあると思います。

「やらないことを決める」

レッドブルから学んだ成功へのステップです。
是非実践してみてください。

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