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【人生の優先順位】治療と育児の両立に悩むワガママ子

【直近のリウマチ事情 vol.3】
前回までのお話しは、こちらより🌷



【わたしの人生の優先順位】

▫️妊活NG!からの、次の試練は?

メトトレキサート(抗リウマチ薬)再開で
妊活を諦める決断をしたのが、前回。

「半年もしくは1年で状態が良くなれば
また休薬して、妊活を再開できるから」

リウマチの炎症、病状が落ち着かなければ
そもそも身体的にも妊娠できないことは
もちろん知っているし、理解していたので、

メトトレキサートの再開に
異論はありませんでした。


そして 次なる試練というのが。


先生の言葉を鵜呑みにして
「遅くても1年くらいで休薬できるかな」
なんて思っていた矢先の出来ごと。


▫️メトトレキサート再開から2週間後

この日は、薬の効果を確認するための通院日。

まだまだ薬の効果は感じられず、
「右肩は痛いし、右腕も上がらない」


診察でそうお伝えすると、
先生の顔はなんだか曇り調子。

「ん〜、そっか。。痛みも変わらず
右腕も全然上がらないんだね。ん〜‥」

診察室に入るまでは
" まだ2週間だし、効果がなくて当たり前 "
くらいに思っていた私は、

その言葉を聞いて

” 先生のヨミでは、今日の時点で
調子が戻っているはずだったんだな。”

と、一気に落ち込みました。


そして
初診時に撮ったレントゲン写真を見ながら

「実はもう、右肩の軟骨がない状態です」

「関節同士がぶつかっていて、擦れている」

「当院に来るまでに相当進んでしまいましたね」

「もうちょっと早く手を打ちたかったな」

と。


前の病院の医者に対する不信感が
より一層、どんどんどんどん増して
悔しい!苛立ち!が、とまりません。


▫️前の病院の医者と言えば ───

私が不信感を抱いたという、前の病院の医者。

簡単に説明すると、

患者である私のほうから
「そろそろレントゲン撮ってもらえませんか?」
と言って はじめて検査オーダーをするような人。

しかも

「あれ??撮ってなかったっけ?…あれ??
…撮らなきゃ!年に1回は撮らなきゃいけないんだよ!」

と、まるで患者の私が撮り忘れていたかのような
それはそれは失礼な態度をとるような人。


しかも、そのときのレントゲン写真にも
私でも分かるくらいに軟骨がなくなっていて、
「これ、大丈夫なんですか?」と確認済み。


でもそのヤブ医者、前の病院の医者は
「まぁそれはね、擦り減ってますけどね。
注射を続けながら、経過をみれば大丈夫です」
… 以上!!!!!


あのときに、すぐに病院を変えていれば…
すぐにメトトレキサートを再開していれば…


今さら後悔しても遅いですが、大後悔です。



▫️人工関節置換術の勧め

話を戻します。

初診時のレントゲン写真を眺めながら
先生が次に言葉にしたのが


「人工関節の手術が必要なレベルです。
軟骨は一度壊れると、元には戻りません。」


「生物学的製剤の変更とメトトレキサート再開で
リウマチ自体がなんとか耐えてくれて
痛みや状態が元に戻ってくれればと思ったけど、
今日までに何も実感がない!となると…」


「本来、ここまで悪化させることをしないので、
基本的に私は手術をあまり勧めないんですが、
あなたの場合は、残念ながら手術適応です」


・・・ なんだか、頭がボーーーッとしました



▫️いまから19年前 ───

当時14歳の私が
発症後、はじめてかかった病院で

「今の時代、関節の変形や破壊をさせるような医者は
はっきり言って、リウマチ専門医失格です。

今は医学の進歩で 治療も新しくなっているので、
関節の変形・破壊ではなく、寛解に持っていくのが
今のリウマチ専門医としての役割なんです。

だから、大丈夫。がんばりましょうね。」


そう言っていただいた過去がありました。

とても心強い先生でした。


だからこそ、今の自分の状況に頭が追いつかず
頭の中は「悔しい…悔しい…」がグルグル。


" 私の年齢で人工関節を入れたら、
人生で何回の入れ替え手術が必要なの?”


“ 腕の悪い先生にあたったら、脱臼したり
感染したりで、再手術になるんじゃないの?”


” 3歳の子どもと離れて、わざわざ
遠方の病院に入院・手術するの?”


" 重たいものダメ!この姿勢はダメ!とか
生活の制限が増えてしまうんじゃないの? "


" 2人目もいつか欲しいのに。
人工関節入れた肩・腕で、
子どもを抱っこすることはできる? "


── 考えるのは、ほとんど子どものこと。


そんな私の落ち込みぶりを見た先生が、

「今すぐに とは言わないから。
でも、このままいけば
いつかその日は来ると思います」

「腕の良い先生だったら、今の関節置換は
けっこう長くもつから、大丈夫だよ」


「でもまずは、肩の専門の先生に
人工関節のことも含めて
一度じっくりと話を聞きに行ってみると
少し安心できるかもしれないね」

と。


" 今すぐ " じゃなくて良いみたいだし、
ひとまず、頭でグルグル…考えるのを
やめてみることにしました。


人工関節置換術の日をなるべく、
なるべく遠い未来に持っていけるように

生物学的製剤とメトトレキサートを信じて
今だけは、過剰に信じて、
「子どもが大きくなるまでは自分の関節で」
と願ってみようと思います。



▫️看護師経験があるからこその怖さ


" 人工関節置換術のおかげで
以前のように日常生活を送れるようになる! "

その素晴らしさも、十分に理解しています。 

あ、私いちおう、遠い昔に
整形外科病棟の看護師をやっておりまして。


だからかな。

退院後に禁止されている姿勢をとってしまい、
そのたびに脱臼して、再入院・再手術となり、
「おかえり〜!」と迎え入れられる患者さんを
ちらほら見てきました。


「ただいま〜!またやっちゃったよ〜!」
なんて笑って入院してきた患者さんでしたが、

私も何度か
「もう帰ってこないでくださいね!^^」と
送り出したこともありました。懐かしい。


人工関節の良さを知っている反面、
そのリスクも知っているからこそ、
余計に怖くなっているのだと思います。


命に関わる病気の手術じゃないんだから!
と、思われる方もいると思います。

それでも私は、私の人生の優先順位が
今はどうしても 子ども であるので、
もう少し、答えを出すのは先にしたいと思います。



▫️ただいま、1月下旬。来週は通院日

今このnoteを書いているのが、
メトトレキサート再開から丸1ヶ月後。

来週にはまた通院を控えているので、
それまでに肩関節の痛み・可動域が
少しでも改善傾向にあれば良いな。


「旦那さんも心配しているだろうし、
一度、一緒に来てもらっても良いからね」

と先生に言っていただいたので、
来週の通院は、夫と一緒に行ってきます。


「帰りに美味しいランチして帰ろうか!」
そんなふうに言ってくれる優しい夫です。

夫よ、ありがとう。


夫の負担を減らすためにも、手術を受けて

以前のように家事や仕事ができるように
なった方が良いに決まってる!

ということも、頭では分かっているのよ。


もう少しだけ、迷わせてね。


そしたら、また🕊️

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