【私は健常者?障がい者?】リウマチ19年目。メトレート再開で妊活中断。

前回の記事内で、

関節注射の効果で 1ヶ月ほどは痛みがなく、腕も上げられるようになり、久しぶりの【日常】を味わうことができました。」チャンチャン♪

… みたいな経過の書き方だったかと思うのですが、これはあくまで約1ヶ月間の話。

新しい病院の初診(関節注射を打った日)から1ヶ月過ぎたあたりから少しずつ痛みが復活し、さらに1ヶ月後。3度目の通院のときには、すっかり状態が戻ってしまっていました。

なんなら、わずか1ヶ月間だけでも調子を取り戻せたせいか、その反動で余計に痛みを強く感じていた気もします。「ステロイドの関節注射って、やはり一時的な炎症・痛み止めに過ぎないんだな〜」と、分かりきっていたことですが少し落ち込みました。



<妊活と薬と、障害者手帳>

▪️身体障害者手帳の申請を相談

初診で診ていただいた先生(リウマチ内科医)は分院に行くことになった為、2回目・3回目は別の先生(リウマチ内科医)に診ていただきまして。

私が妊活中だったこともあり、気持ち的に相談しやすいようにどちらも女性の先生を指名させていただいていました。

その間にバイオ製剤(生物学的製剤)の薬剤変更をして、その経過を追っていたのですが、なかなか思うような改善が見えず。

あまりのツラさに、私は「だったらせめてもの補助を、助成を、サポートを…。こんなに生活が困難な状況が続いているのに、どうして私は障害者手帳を持っていないんだ。」とものすごく悔しくなり。

半分ヤケクソになっていた気もしますが、

新しい病院への通院4度目は、障害者手帳の相談をするため男性の先生に診ていただきました。それに加えて、今は内科的なことよりも、外科的な目線での肩関節の状況を聞いておきたい気持ちもあり。

この先生にお願いした理由は、院内で唯一「身体障害者手帳申請のための診断書・意見書の作成ができる指定医」だったからです。


▪️「健常者」にも「障がい者」にも、なれない私

診察室に入り、先生と初対面で話が始まった瞬間、淡々と

障害者手帳ね。うんうん…。手帳の交付って、痛みがどうこうではなくて、関節が半永久的に使い物になりません!って状況にならないと、認定がおりないんだよね。

まだ治療のやりようはあると思うし、まずは今のツラい痛みをどうにかしてあげたいと思ってるから、手帳申請はもうちょっと待ってね。」と。

──「やっぱりそうだよね。こんなに日常生活が困難でも、私は 障がい者認定 すらしてもらえないんだ。かと言って 健常者 でもないのに。世の中、厳しいな。」と落胆する気持ちにはなりましたが、

「やっぱりそうですよね。分かりました。ありがとうございます」と返事することができました。

▪️メトレートによる、妊活の中断

第二子を希望していて妊活を続けたい私の気持ちにも寄り添ってくれて、その上で

「妊娠も大事だけれども、まずは今のツラい状況から抜け出すのを最優先にしてみよう。半年、1年で効果が出れば、休薬して妊活再開できる可能性だってあるから」

と、メトトレキサート*の内服を始めることになりました。

*メトトレキサート:妊娠、授乳中の内服は禁忌となっています。MTX内服中や、内服中止後少なくとも1月経周期が過ぎるまでは妊娠を避ける必要があります。

一般社団法人日本リウマチ学会HPより
https://www.ryumachi-jp.com/general/casebook/mtx/

メトトレキサートは5年前まで飲んでいた薬で、第一子の妊娠・出産・育児のために中断していました。

副作用やリスクも十分に理解しているお薬のひとつです。

年齢やリウマチによる体力低下、さらには婦人科的にも妊娠しづらい身体ということもあり、私にとっては妊活中断がものすごく苦しい決断でした。

正直、メトトレキサートの再開を決意したタイミングで、私の心の中では "第二子の妊娠を諦める決断" をしているくらいです。

病院帰りの電車の中で、夫に「障害者手帳ダメでした。妊活も中止です。」と、ひとり泣きながらLINE。

すぐに夫から返信が来て「おっけ!また話そう!」
この短い文面に 夫の愛 をひしひしと感じて、また泣いてしまいました。


望んでいたものが一気に無くなってしまった感覚になり、少しばかり落ち込んでしまいましたが、

寄り添ってくれる看護師さんや先生、家族のおかげで、また前を向いて治療していく意欲が湧いてきました。

続きの話や経過について、また次回書かせてください🌷

そしたら、また🕊️

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