僕は『スポーツ』に惚れた
この文を読んで頂き、本当に嬉しいです。
また、いいねやコメントをしてくれたり、
実際に話を聞いてくださったり、興味を持って頂けると凄く嬉しいです⚽️
僕は現在、主に車いすバスケットボールやロービジョンフットサルなどのスポーツに関わっています。(これからも、もっと学びます)
これらに興味を持ったキッカケは、昨年の事です。2019年に江東区でイベントをやりました。
僕らのゼミが主催です。
しかし、本番3ヶ月前になり、学校側の急なトラブルで先生が辞めました。先輩達もゼミを辞めました。
そこから急に新体制になりました。
全てが白紙に戻り、物凄くバタバタしていました。
皆は急な展開に驚いていましたが、
僕はワクワクしていました。
『この山を乗り越えてやろう』と思いました。昔から、追いつめられるとワクワクします。
変なヤツなんです。
イベントの内容は、オリンピック・パラリンピックで行われるスポーツの体験会でした。
集客目標は前年度同様、1000人に設定しました。
ただ、準備段階で様々な問題が発生します。
個人的に1番問題視していたのが
『パラリンピックで行われるスポーツの知識がない』ということでした。
そこで、まず勉強しました。
僕はまだ人脈が無かったので、沢山の人の話をyoutubeで聞きました。色々なSNSを漁りました。先輩から話を聞きました。
すると、徐々にスポーツの秘めた力に興味が湧いてきました。
必要な道具とルールがあるだけで、
人種、言語、健障、肌や目の色、性的指向、宗教、政治、考え方、老若男女などなど、関係なく楽しむことができる。
それがスポーツです。
相手をリスペクトし、仲間と共に笑い、時に涙を流す。そんな瞬間を共有できる。
僕は『スポーツの中にこそ共生社会はあるんじゃないか』と思いました。また、『スポーツの力は社会課題解決に大きな効果をもたらすんじゃないか』と考えました。
そんなスポーツの力を最大限に活かしたい。
そう思い、特別支援学校への声かけや、エンジョイクラブさん(知的障がい者学習支援事業)への声かけを積極的に行いました。
『みんなが一緒に楽しめるイベント』を目指しました。
こうして、他の様々な問題も解決し、本番を迎えました。
イベント当日、延べ体験者数は2000人を突破しました。なんと目標の2倍です。
僕達は、地域や協力団体を含め周りの大人からは期待されていませんでした。そんな空気をビンビンに出されていました。色々と失敗が多く、迷惑がられていました。
でも、やってやりました。仲間に感謝です。
これでちょっと自信がついた僕は、さらにスポーツの世界にのめり込んでいきました。
そして現在本格的に関わり始め、
完全にスポーツの魅力に惚れています。
僕が今関わっているのは、一般的に『障がい者スポーツ』と呼ばれるスポーツです。
正直、最初は『障がい者のためのスポーツ』というイメージが強かったです。
しかし、当事者の方やその分野で活動されている方にたくさん話を聞き、
障がい者スポーツも
『1つの魅力的なスポーツ』だと気づきました。
現在の日本では、『障がい者はかわいそうだ』『障がいがあるのに○○』などといったイメージ、発言が見られます。
しかし、冷静に考えれば人は違って当たり前なんです。違って当たり前であり、同じ人間な訳です。
なのに、何故分けられるのか。自分と違う人間を排除しようとするのか。
それは、後述する『知らない事への恐怖心』が理由だと思います。
だからと言って、過保護になるのも違います。『困ったことがあれば、お互い助け合う』。これが何よりも大事です。健常者同士でも同じでしょう。
では、障がいとはどこにあるのでしょうか。
それは、環境にあります。
わかりやすく例えれば、駅の階段や信号などです。隣に段差のない道があったり、手すりがあったり、音声による案内があったりするように、『環境』を変えれば皆が安心して暮らす事ができます。
また、人の心の中にあります。
人は、自分と違うことや、知らないことを恐れると言います。その『恐怖心』こそが生み出す偏った言動が、問題になります。
前述した『知らない事への恐怖心』とはこのことです。
現在、環境のバリアフリー化は少しずつ進んで来ました。しかし、このような障がい・多様性への理解とった、心のバリアフリー化はまだまだ諸外国と比べて進んでいないと、
僕の尊敬する研究者の岡田さんはおっしゃっていました。
(岡田さん、いつも勉強になります!)
心のバリアフリーにおいて
ポイントなのは、『知らないこと』であるということ。つまりは、多数派に正確な情報を認知させる必要があります。
障がいに対しても、障がい者スポーツに対してもそうです。(それ以外の事にも、もちろん言えます)
正確な知識がない人、そのスポーツをやったことない人、関わったこともない人が大半だから、いつまでもイメージ変わらない。
だから僕は動いています。
スポーツの力を活かして、1人でも多くの人に知ってもらいたい。共に楽しんでもらいたい。
これからも動き続けます。ただ、僕には足りない所だらけなんです。
思いに共感して一緒に闘ってくれる仲間が欲しいです。
もっと欲しいです。
僕は色々な人の話を聞き、会い、共に歩き、世界が広がりました。
『先入観』や『偏見』というものが無くなりました。
今までの自分が恥ずかしくなりました。
僕の目標としている事は、とても大きく、時間がかかる事かもしれません。しかし、僕は絶対に諦めません。ずっと歩み続けます。
是非、共に闘いましょう。
松尾海夢
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