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肩書き。

実は、肩書きは何かと聞かれると本当に困ってしまうんです。

昨日、とある知人のYouTubeで話をする際に、「ところで、Naoyaさんの肩書きってなんなんですか?」と聞かれて、いつものように困ってしまいました。そのときは一応、コピーライターという肩書きで登場したのですが、僕の経歴を見た知人が疑問に思ってそう尋ねたのです。

僕の肩書きがなんなのかと、投げかけられることが時々あります。

たとえば弁護士、銀行員、板前、イラストレーター、マッサージ師、ピアニスト…みたいな感じで明確に言えればいいのですが、実は今の自分の肩書きとして掲げてピンと来るものがないんです。ごちゃごちゃ説明するのが面倒なときは「占い師です」と言ってしまうこともあります。まぁ、僕のやっているマナカードリーディングは占いともちょっと違うんですが、そのことは占い師だと言った後に補足してます。どっちみち多少の説明は必要なんです。それから、パーソナル・プロデュースを「コンサルタント」と言ってしまうこともあります。

「一貫性のないバラバラで扱いにくい経歴」

かつて転職活動をしていたときに、僕の職務経歴書を見たエージェントの担当からそう言われたことがありました。だから、マッチングする企業が少ないのだそうです。当時はかなり悩みましたが、世の中のテンプレートにはめた自分の居場所の見つけ方は、僕にはマッチしていなかったんだろうと思います。

思えば、昔から仕事の中で文章を書くということがカギになっていました。

大型輸入レコード店でバイヤーをやっていたときは、店頭のPOPをとにかくどんどん書いてました。やっと店頭に試聴機が導入され始めた時代でしたが、すべてのCDが試聴できるわけではないので、どんな音楽なのかを僕なりの視点で細かく書き綴ってました。それと並行して、音楽ライターみたいなこともやっていて、CDのライナーノーツ(解説)を書いていました。ジェーン・バーキンに「GQジャパン」でロングインタビューをしたこともあります。その後、ずっとやりたかった作詞業をちょこっとやってから、コピーライターへ転身しました。

コピーライターとしては、当時の業界シェアナンバーワンの某カーナビや、某カレー&シチュー、某無添加化粧品の店頭用POPのコピーをレギュラーで手がけたり、某駅ビルのクレジットカードやマリッジリングのシリーズ名のネーミングなども手がけました。そして、海外の通販アパレルの会社でカタログ制作で日本向けの企画を考え、キャッチコピーを書いていました。この頃、一応コピーライターと名乗ってはいたものの、他のコピーライターみたいにコピーライティングの勉強なんてしていなかったので、どことなくコピーライターと名乗ることに違和感を感じていました。

その後、リストラで職を失う大きな転機が訪れて、マナカードリーディングへと転身する流れになって、「マナカードリーダー」という肩書きを名乗りました。でも、マナカード自体、世間的になんだかよくわからないものだから、「マナカードリーダー」と言われてもピンと来ないのが当然なんですよね。正直なところ。なので、今もマナカードリーディングをやっているものの、「マナカードリーダー」と前面に出すのをやめてしまいました。

ある日、マナカードの個人セッションの最中にクライアントさんから、自分が立ち上げるプロジェクトのネーミングやブランディング、テキスト作成を含めた依頼はできないかという投げかけがありました。僕が広告制作に携っていたことを知っていたから、ダメ元で投げかけたのだそう。実はそれ以前にも屋号のネーミングを相談されることがちょくちょくあったので、そこでパーソナル・プロデュースというメニューを立ち上げました。個人で立ち上げるビジネスやプロジェクトのブランディングや屋号のネーミングなど、クリエイティブな面でサポートするというコンサルとクリエイティブをミックスした内容です。

そして、宇宙詠みのMaribrengaëlさんと出会って「宇宙詠みチャート」の制作、YouTube「宇宙詠みステーション」で動画を配信するという今の活動に辿り着くというわけです。

一見、バラバラに思える僕の経歴ですが、あるとき一貫したテーマがあることに気づいたのです。

漠然としたものを明確に言語化して、
人に伝わりやすく伝えること。

これが今までやってきたことすべてに共通していることです。でも、肩書きを聞かれたときにこのテーマを告げたところで、僕のやっていることが一発で明確に伝わらないと思うんです。かといって、統括するために造語で肩書きをつくって名乗るのも、なーんかピンと来ないんですよね。どっちみちその造語の肩書きがなんなのかを説明しなくてはならないでしょうしね。

…と、あれこれ書きましたが、まぁ、カチッとした肩書きを掲げられなくても、僕のことを見つけ出して理解してくれた人が必要だと感じてオファーをくだされば、それでいいと今は思ってます。自分が今やっていること、やれることはすべてウェブサイトに記してあるので、まずは興味を持った人が目を通してくだされば嬉しく思います。


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