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介護現場から〜貢献できていると思える現場づくり〜


こんばんは、ikedaです

勤務初日に、職員が半分辞めてしまう事実を知りましたが、その後わたしは変わらず勤めています。

人員不足のフロアから、人員不足のフロアへと異動があり、どこも現場はバタバタ。
今わたしが所属するフロアは、急遽配属された主任以外がパートという立場です。
引き継ぎも申し送り事項も、充分になされずに人が変わったため、手探り状態で進めています。

わたしはまだ入ったばかりですが、離職率が高いという事は、既にいる職員からすると納得のいく事実らしいです。


辞めていく職員がボソっと口にした
「あの頃は楽しかったんですけどね・・」という言葉。わたしはその言葉に多くのことが詰まっているような気がしました。

どんなことが楽しかったか聞くと、
「あの時はみんなで、ご利用者の誕生日にはケーキを手作りしたり、ゲームをしたり楽しかったんですけどね」
と話してくれました。

わたしが今まで経験してきたことと重なる部分が多く、とても共感しました。

楽しかったなと感じる時は、ご利用者に要望を聞きながらカラオケをみんなでやったり、食べ物レクをしたり、特別な催しをしなくても、お話会をしてみたり・・

ご利用者が楽しかった、気分転換になった、美味しかった、またやりたいね
そんないろいろな声を頂きながら、普段と違う表情を引き出せたり、普段食欲がない方もペロリと召し上がったり、小さなことですが楽しみや生きがいに繋がる事が何か、私たちが出来る事は何か、考え実践する時間はとてもやりがいのある時間でした。

前職で、「もう何もしたくない・・」と部屋にこもりがちだったご利用者がいました。花札が好きと知り、一緒にやるようになると、「今日やるか?」と自然とフロアへ出てきてくれるようになったことがありました。花札をきっかけに、お茶を飲みながら他のご利用者と談笑するようになったりと、こちらの働きかけとご利用者の思いがうまく交差した時は、それも介護職としてやりがいに感じます。

ご飯を食べる、寝る、トイレをする、基本的な生活支援を行うことはもちろん、ご利用者の楽しみや笑顔に貢献できていると思えることは、職員のやりがいに大きく関わる事なのだと実感しました。

あの頃は楽しかったと思いながら、変わってしまった背景はなんだろう
介護現場では珍しくないと感じる、このようなギャップにやりがいを失ってしまう職員たち

介護現場の根深い課題がここにあるような気がして、わたしはもっともっと学び、考えたい、知りたいと思っています
そのため、今の状況をネガティブに感じず、与えられた状況で頑張れているような気がします


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