見出し画像

認知症ってどんな病気?①アルツハイマー型認知症

3大認知症の1つ、アルツハイマー型認知症。

一番よく耳にするのがこのタイプの認知症です。

脳の神経細胞が死滅したり、海馬の周辺の広範囲にわたって老人斑や神経原線維変化が見られます。症状が進んだ方の脳だと、素人目にもわかるくらい脳の萎縮が確認できます。

記憶障害から始まるので、加齢による物忘れと勘違いしやすく、発見が遅れる場合があります。

見分けるポイントは、記憶がはじき出せなかっただけか、記憶がすっぽり抜けているかです。脳に記憶があるかないかが大事になってきます。

『今日のお昼、何食べたっけ』という物忘れがあった場合、
あとから『やだ!昼にうどん食べたの忘れて夕飯もうどんにしちゃった!』と言うのが物忘れです。

対して、『昼ごはん食べてない!』と言うのがアルツハイマー型認知症です。食べた記憶自体が脳からなくなっているんです。これはいつも一緒にいる家族でもなかなか見分けられません。専門の知識を持った介護職が察知していく必要があります。

これが進んでいくと、自分がしまったことを忘れて『財布を取られた!』と騒いだり、もっとひどいと『あの人が財布を盗んだ!』となってしまいます。

女性に多い認知症なので、母親や祖母の変化を目の当たりにする家族はとても辛そうです。

アルツハイマー型認知症は、早めに気が付いて適切な治療を受ければ進行がゆるやかになります。女性の方が長生きなので、介護職が一番長く付き合う認知症かもしれませんね。

よければInstagramにも遊びにきてくださいね♪



この記事が参加している募集

Instagramをメインでやっています。 リアルな介護業界の情報を発信していますので、ぜひ見に来てくださいね♪ → https://www.instagram.com/kaigo_kyujin/