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みなさんこんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。
今回は最近読んだ本の話を書こうと思います。

介護施設で歌のヒットチャートをすると
毎年上位に入るであると『故郷』の作者を知っていますか?
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年末、施設でプロのゴスペルシンガーの方が
来てくれてコンサートがありました。
歌が好きな利用者さんは多く、
大盛り上がりでした。

一番皆さんの心に響いたであろう曲は
『故郷』だったと思います。
口ずさむ利用者さんもいましたし、
私もじーんときました。
この曲がかかると施設が一体となるような
そんな不思議な雰囲気がありますね。

この『故郷』ですが、おそらく若い人でも耳に残っている素晴らしい歌だと思うのですが、誰が作ったのでしょうか。

作詞 高野辰之 作曲 岡野貞一
全く聞いたことがない人でした。

私が知らないだけで実は有名で、今後『故郷』を作った人を題材にした
NHK連続ドラマが作られる日が来るかもと思い、
高野辰之に関する本を読んでみました。

なかなか伝記のような本がなく、本を探すのに苦労しましたが
私が読んだ本は『物語 高野辰之』です。

高野辰之は長野県の生まれで歌の『故郷』は故郷の長野を思って
作られたもののようでした。
ちなみに『荒城の月』の作詞もされており、
こちらも長野の幼少期の思い出の風景から
作られたもののようです。

本を読んだのですが、ドラマにするようなエピソードは少なく・・・
学者肌のようで面白いと思った話は、

憧れの旧東京大学の教授の教えを乞う為に、
ツテもないのに単身上京。教授にアポなし。
偶然にも東大の用務員として採用されたのち、
教授の授業を廊下でこっそり聞いていたことで
学生たちの噂になり、教授に知られことになりました。
そこから教授との縁が始まり、学者としての道を進むようになります。

この本の内容だけではNHKの連続ドラマは厳しいかと思いました。

私としては、この本を読んだおかげで利用者さんと話をする時、
『故郷』について雑談ができるようになったのでいい収穫でした。

今度は作曲の岡野貞一についての本を読んでみようと思います。

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