見出し画像

今どき外国かぶれはみっともないよ。


ヨーロッパや米国は日本とかいう愚かな極東の国とは違って文化的で全てにおいて優れていて、自分の身の回りで起きているような面倒なしがらみや差別や変な仕組みなど無く、人々が平等に誰でも皆幸せに暮らしているユートピアであってほしい。
などという下らない願望。

そんな夢みたいな話があるわけないって少し考えればすぐにわかるのだけど、この国で上手くいってない人達の中でその上手くいかない理由と原因を他人へ他人へと責任転嫁し続けた結果、日本という国が悪いというゴールに達してしまった極一部の皆さんにとっては、そうであってもらわないと困るらしい。

だから実際に外国に住んでいる人が、こんな悪いところもあるよとか、日本と同じかそれ以下の場合もあるよ、と言ってもそんなノイズは聞きたくない。存在してはいけない情報。
それは自分のアイデンティティそのものへの攻撃と同義だから。

それはあなたの周りだけの話だとか特別な例だとかいって躍起になって否定する。
もしくは無視するしかない。

かつて人や情報が今よりも隔絶されていて、それを押してなお外国へ行けるような階級の人たちから伝えられる情報がその全てだった時代にはそういう上品な世界の情報だけが伝わっていたから尊敬すべき世界だったのは事実だと思う。

でももう現在はそうではないの。 

世界のどことでも無料で簡単につながることが出来るし、そもそも勝手に発信されている。 
普通の世界の普通の情報が。
 

北欧理想郷神話と重税、自殺率とかの話題もそう。
毎回盛り上がってる。いい加減見飽きた。
データで出ているんだから簡単にわかるのにいまだに北欧ユートピア思想ってあるよね。
家具屋のイメージ戦略も相当うまく行ったみたいで、すぐにそれに比べて日本は如何にダメかという話につながる。

それらもふくめて、やっぱ80年代のジャパンアズナンバーワンの時代にそれって戦時中の日本信仰と同じだってネガキャン張った人たちの思想だけが残ったんじゃないかなと思う。

そして自分はその他の日本人に対して外国人目線で啓蒙できる立場であり、お前ら愚かな日本人と一緒にするな、という選民思想。悲しいね。

せいぜいスネオになってもらえばいいのだけど百歩譲って現地駐在員とか、なんらかの貿易に携わってるとか(それでも所詮ただのサラリーマンであることに変わりはないのだけど)経験に基づいた話なら聞く価値はあるのだけどね。 

一番たちが悪いのはそういう外国の製品をただ買っただけとか、5泊7日とかで観光地に滞在しただけの消費者でしかない一般人が、いや場合によってはネットで見ただけで一円も払ってすらいないただの人が偉そうにそれを語るとき。

滑稽すぎる。耐えられない。

この国で上上手くいかない理由と原因はあなたにしかない。
あなた自身も、この国の一部なんですよ。

いいですか、ハッキリいいますね。

悪いのはこの国ではなくて、あなたの頭です。

とりあえず、もう少しお勉強なさったほうがよろしいかと。

この手のひらの中の小さな画面越しにしか世界を見ていないようなので。

大体さ、"ヨーロッパ"ってどこの国の事を言ってるのかな。
その時点でダメですよ。



おしまい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?