マガジンのカバー画像

その他、エッセイ的ななにか

124
悪態、社会への呪詛 センチメンタル ノスタルジア 虚無感 ペシミスティク
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

【LOST IN TRANSLATION】スタートでもゴールでもないI love you/新宿

【LOST IN TRANSLATION】スタートでもゴールでもないI love you/新宿

不夜城 SLEEPLESS TOWN(1998)に出てくるその街は、種田陽平氏の卓越したセンスによって実際の新宿以上に不気味に、妖しい魅力を放つ。
まだ都庁へ向かう地下通路にダンボール街が残っていた最後の時代。
1998年2月以前の新宿だ。

ほぼ同じ時代、DEAD OR ALIVE 犯罪者(1999) の中の新宿では大型バイクにノーヘルで現れた武内力が大胆にも公衆の面前でタクシーの後部座席にむけ

もっとみる
世界の解像度

世界の解像度

目に映る世界の解像度を上げたい

昨晩の大風、そして近所に落ちた雷によって
深夜4時に目が覚めてしまった。

夏の終わりと秋の到来を告げる最後の嵐に、何か名前は無かっただろうかと思い検索してみる。

秋の初風、初嵐、やまじ

ちょうどいい言葉は見つからない。
そもそも無いのかもしれない。

そんな中、風の名前を眺めながらある言葉が目についた。

「あいの風」
饗(あい)の風。夏、日本海側で沖から吹

もっとみる
人を見下して留飲を下げる人々も、本当は善人であってほしい。

人を見下して留飲を下げる人々も、本当は善人であってほしい。

TVを見なくなって久しい。
何を見てもCMへの前振りにしか見えなくなってしまい
純粋に楽しめなくなっている。

実際そうなのだが。

映画や演劇はそれを見たい人がそこにお金を払うが
TVはやはり広告が主であるので、名作と呼ばれるドラマは多数あれど結局は毎週クリフハンガーして広告を見てもらうことが目的。

そのCM達を見ていると、生理用品、大人用おむつ、関節の薬。
ターゲットは明確だ。

今日、部屋

もっとみる