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ランドスケープの手描き表現の練習をする

他の記事で現代の建築家やランドスケープアーキテクトはデジタル表現のスキルを身につける必要があるということを書きましたが、手描きもいぜんとして重要なスキルです。

デジタルな絵を作り込むのには時間がかかりますが、手描きのスケッチはすぐに描けますし、パソコンがなくとも、どこでも紙とペンさえあれば描くことができます。
また、手描きの絵には、デジタルの絵では表現することが難しい「人らしさ」があるように思います。建築・ランドスケープのデジタルな絵は、同じプロセスを踏めば誰でもほぼ同じ絵を描くことができますが、手描きの絵はそうはいきません。まっすぐではない、太さや色の濃さが所々変わる線には描いた人となりが表れやすいのです。

私が一番好きなランドスケープアーキテクト、Kathryn Gustafsonさんもたくさんの手描きのドローイングを公開しています。

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Kathryn Gustafsonのドローイング anonymous_architectureより引用

こちらは私が大学の課題で描いたスケッチです。ドイツでの仕事でもスケッチを描く業務を依頼されることもありました。

ロイヤルボタニカルガーデンの鳥瞰図


この記事では手描き表現の基礎練習となる線の描き方と、平面図・立面図・パースで使える簡単な樹木・人の描き方を紹介いたします。



参考の動画

参考の動画を作ってみました。参考にしてみてください。

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