共有したいコロナ記事|今日は家にいよう。そうすれば明日、旅行できる
コロナの旅への影響が続いています。
添乗員の私には死活問題ですが、この記事を読んでグッときました。
「観光とは」「コロナの未来は」「子どもたちへのプラスの影響は」
そんなことと向き合うきっかけになった、「Forbes JAPAN」古田菜穂子さんの「旅 × コロナ」の記事です。
◆「旅ができる暮らしを取り戻すまで。観光プロデューサーとして今できること」
古田さんは「国際観光戦略アドバイザー」。
コロナの影響を受ける「ニューヨーク州知事・クオモ氏」の言葉などを引用しながら綴っています。
◆ 冒頭のメッセージ
記事冒頭で紹介されているのがこのメッセージ。
「Stay home today so you can travel tomorrow(今日は家にいよう。そうすれば明日、旅行できる)」
※UNWTO(世界観光機関)が「国際観光危機管理委員会」で披露したメッセージ
旅に出たい。でも出られない。
そんな私たちに向けての、未来を見据えたメッセージですね。
◆「観光業」の「光」はまだ消えていない
続いて、彼女の言葉で観光について語られています。
観光とは「光」を見いだすこと(中略)
観光業の「資源」は、すべてストップしたわけではない、「光」がすべて消えているわけではない
その「光」である「資源」とは、まず、第一に「人」の存在だ。
そして、第二に地域に残る森や川や山や海などの「自然環境」と、そこに宿るさまざまな「動植物の力」だ。
私は、大自然を旅することが好きです。
美しい山々が、愛くるしい動物たちが。
たしかに、そんな「自然」という資源は、失われたわけではないのです。
むしろ「自然が復活した」なんてニュースも耳に入ってきますよね。
この期間は、コロナから復活したあとの旅人を受け入れるための、資源の持続性に力を入れられる貴重な機会なのかもしれません。
◆ これから劇的な改造改革が起こる予感
続いて、彼女のニューヨーク在住の知人からのメールが引用されています。
いままであったものが剥がれ落ちて、あれもこれも要らなかったのではないかと、いろいろなことに気付いてしまう世界がやってきた。
これから劇的な構造改革が起こるような予感がする
私も最近、強く実感することばかりです。
・職場に行くのは当たり前だったけど、自宅でもできるんだな
・オンライン会議、意外と使えるじゃん!
・印鑑… たしかに要らないよな
コロナが収まったあと、きっと在宅で働く人は劇的に増えるでしょう。
元の世界には戻らない。
新しい世界が、私は少し楽しみでもあります。
◆ 子どもたちへのプラスの影響・ニューヨーク州知事・クオモ氏のメッセージ
そして記事後半では、コロナの影響に苦しむニューヨークのクオモ知事の言葉が引用されています。
この状況が子どもたちに与える影響を考えよう。
彼らは、戦争もキューバ危機も経験していない。国を挙げて、世界を挙げての危機を見たことがないのです。
ここで私たちは彼らにright lessonを学ばせるために、better angelsの導きで行動しなければいけません
※クオモ州知事のメッセージ翻訳/Makoto Kikuchi
このメッセージ、私はグッときました。
たしかに、私は戦争を知りません。
でも、東日本大震災のことは、実体験として語ることができる。
そしていま、全国民・全世界で闘っているコロナがある。
「コロナのときは、友達と外で遊ぶこともできなかったんだ。出られたとしてもマスク絶対だったんだぜ?」
10年後、コロナを知らない子どもたちに語るときがくるでしょう。
「安倍さんがあーだこーだった」よりも、
「こんな取り組みは、コロナをきっかけに始まったんだ」
そんな話をできる未来があってほしいと思いました。
◆ 旅にかかわる、私の気持ち
添乗員の私としては、一刻も早く収束してほしい。
いまは不安ばかり…
でもこの記事を読んで、「旅の力」をこれまで以上に信じている自分がいます。
「旅」に関わっている自分を、これからも信じ続けたいと思いました。
みんなで、乗り越えましょう。
そして、いつかこのnoteを見返して、あんなこと考えてたんだなあと、微笑むことのできる未来をいまは祈っています。
▼「Forbes JAPAN」の記事はこちらから
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