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まんが少年日々記】31話 ジャンケンがぁりがり【コラム】

“面白いに”に敏感な少年たち。
ひと頃流行っていたこの中2病的なんとかとやらの言葉投げかけは、馬鹿らしいのが
面白いので一時期流行った。

玩具やデジタルゲームの醍醐味が無い時代だ。
ぼんやり過ごすとか、茫然自失や沈黙には無縁な日々の最中に掛け声とゼスチャーで盛り上がった。
ささいな出来事やはたと気付く小さな遭遇にも過敏に反応する少年心の賜物。
で、楽しみを変貌変容させてしまう妙技は大人顔負けのピカイチ花丸的でした。
漫画の様子を見てもお分かりになられると思います。
ふざけては、ふざけがまたおかしくてその場を笑いの空間に変貌させていた。

なに「たいそーな、言い訳じゃねー」ってか。
コラムは夢の王国さ〜。
言葉は魔法なのよ。笑い笑われは摩訶不思議を生じる。

面白いに過敏な子供時代。楽しければいいですんじゃう。
はたから見ればお馬鹿さんとか、ついにイッタ子供に見えたんだろうな〜。

なに「悪ふざけしている意味不明なガキ」ってか。
少年は何かしらドキドキワクワクに飢えてるのよ。
で、たわいのない事に勢い夢中になるものさ〜。

そういえば、過敏な反応話といえば、台風接近の大人たちの態度急変と無愛想な短気な姿には、
子供たちもついて行けませんでした。
なんせ、豪雨防風戸締り用心に必死な形相の大人たち。
大人は笑い事では済まされない状態なんだね。
台風対策、戸締まり厳重、必要用品買溜め、目前の災害回避の邁進に夢中。
それやこれやを目の当たりにして感じることは、大人って責任重大だな〜だった。

なに「ヒマ人はガキばっかりって事よ」ってか。
子供だって真面目にドキドキしてたのよ。
真面目にドキドキって言いあて妙でピッタシな言葉だな〜。

台風接近に普段活気が薄い雑貨屋がたちまち人、人、人。
足踏んだだろうと睨まれ、罵声が飛びかい、頭引っパタかれ、戸口の狭さに憤慨の大人たち。
パンやロウソク、電池、缶詰、腹持ちのいい菓子。普段は絶対買わないドロップ。
大人の買いあさる必死な姿に、唖然茫然摩訶不思議な光景が記憶を充満にする光景。
勘違いな買い物などもってのほか状態の店内。
例えていうならゴム草履とか麦わら帽子、孫の手などかな。

このような急転直下って怖いし、面白いって話でした。

おしまい。

なに「おしまいってなんだ!全然タイトルと違う詐欺的書き込みだ」ってか。
敏感な子供の態度は大人たちの危急な態度に影響されるんだって話さ〜。

ガリガリってふざけた掛け声のやりとりはひとことで言うと、ドキドキの裏返し的な反応なのよ。
誰がやり始めたのか定かではないが、言葉って興奮状態を崩壊する力があるってことさ〜。
そんな、話なのよ。理解してね。わかった。

はいはい、では本当におしまいです。次のコラムでお会いしましょうね。おしまい。




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【方言・スラング版】は こちら

次の更新は 32話の標準語版 です。

初めて読む方へ → まんが少年日々記について

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