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【まんが少年日々記】54話 ちゅじゅくふぁーすなチャンバラごっこ【コラム】

打たれて痛い思いも忘れて、飽きずにちゃんばらごっこだった。

手作りの刀を振り回し、まんがの主人公に大変身気分。
飽きないどころか感覚は倒錯し、怖いもの知らずだった。
屋根を飛び降り、塀を爆走し、木から木へ飛び移っては、自慢げでいた。
漫画の世界をマネる事に夢中、熱中、興奮状態。
おかげで鮮血が絶えずに、手足傷だらけ。
叩かれ、打撲の青あざや擦り傷は、ガマン、ガマン、勲章、勲章!
まんがの『対戦』シーンの妄想癖は始末に負えない。

なに「またもや母ちゃんの家箒の躾けだな」ってか。
懸案事項の品行方正もアドレナリン大爆発に吹っ飛んいた。
「何回も叩かないと覚えないのかー!」の声が耳にタコ。

だんなー(木の上の陣地・基地)を作る。
そう、隠れ家気分だが道から丸見えで、大人たちの罵声。
が、有頂天で絶好調の輩にはどこ吹く風だった。
そんな呆れた少年に罰の如き出来事も起こる。
作る際に角材へ打ちそんじた釘を踏み歩行困難な痛みが襲う。
傷は、石油で洗い消毒で治ると思い込んでいた。
で、治るんだから病は気からは本当だったな〜。

週刊紙の漫画世界のチャンバラものを挙げると。
伊賀の影丸、ワタリ、怪傑ライオン丸、変身忍者嵐など、懐かしいね〜。

なに「人殺しの世界だ」ってか。
生死を扱うものは反面教師然と捉え教わるのよ〜。
為べからず悪書呼ばわりは愚の骨頂だ。
正悪ってどこで教わるのよ?

あははは、なんとか論者っぽいな〜。

おあとがよろしいようで。




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次の更新は 55話の標準語版 です。

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