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【まんが少年日々記】6話 砂山の棒たおし【コラム】

この遊びは、まんがのように至極簡単。
しかーし。賭けると、とたんに知能犯的遊びに変貌する。

なに「砂をさらう幼稚な遊びじゃないか」ってか。
権謀術策で、性格があらわになる遊びなんだよ〜。

小さくすくう砂、大きくすくう砂、ごっそりすくう砂、すばやくすくう砂、なでるようにすくう砂、つまむようにすくう砂、はじくようにすくう砂、棒の近くをすくう砂、穴を掘るようにすくう砂、あーエトセトラ…。

すくった砂の量は勝敗につながらない。
ただただ、棒が倒れたらそのときすくった人の負けだ。
人数が多いと賭けは、ひどく高くついたな〜。

なに「島中の子どもは賭け事ばっかりしてたのか」ってか。
現代のゲームと同じさ〜、勝負好きな子が大勢いたのよ〜。

賭けの品物は、棒アイスや塩せんべいなど食べ物。
にいにいたち(中学生)とやると金銭(当時沖繩はドル)

そうそう、中学生のにいにいたちは、側転からバクテン(後ろ宙返り)の練習に砂場へ来ていた。その姿がおお〜、忍者みたいでヒョーかっこイイ〜。
で、わたしたち小学生もこぞって真似る。
頭から落ちる、肩を脱臼、顔をすりむく、背中強打で苦しむ、砂を喰う、などなど運動音痴もはなはだしくひどかったね〜。

何であれ、興味がわいたらすぐにチャレンジャーだった。
ただただ、アドレナリンとドーパミン炸裂のドキドキワクワクが欲しいどん欲な少年たち。人ができる事は我もと思う、軽卒な行動力と精神力がおおせいな、キラキラ輝く少年という名の挑戦者。
ちと、おおげさかな。あはははは。

近頃、日々平安と安泰に安息を求めてやまない。
わたしの急激なじじー化暴走中。誰か止めてくれ〜。

格言 じじーもじじーの輝きを世に知らしめる奮闘を願う。



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次の更新は 7話の標準語版 です。

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