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元都内サラリーマンが地方都市の藤沢にコワーキングスペースを作った理由

こんにちは。中島です。

今日はなぜthe KAIDAN fujisawa は湘南・藤沢に場所を構えたかという話をしたいと思います。奇しくもウィズコロナ・アフターコロナの世の中の動きと連動することになりました。

なぜコワーキングスペースなのか?

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これは銀行融資を獲得した際の事業計画書(上の画像はそこから抜粋)にも書きましたが、戦略上はだいたいこういう背景。
・テレワーク、リモートワークそのものが増加トレンド
・フリーランス、副業が増加トレンド
・オリンピックに合わせて激増しそう

そしてなによりも自身が体験したリモートワークの抗いようのない快適さによるものが大きいです。

僕がいたリクルートという会社はどちらかというとこういった人事制度の導入は世間一般の会社よりも進んでいる(最先端とはいわないが、積極的)ので、この流れは確実に遅行して世の中一般の会社に浸透するだろうと思いました。

この体験はiPhoneが日本に導入されたときの感覚に似ています。当時は誰も持っていなかったスマホに僕は周りで最初に飛びつき、当然メールとか不便な面もありましたが「これは確実に世の中に浸透する」と思いました。

なので、まずリモートワーク・テレワークは浸透していくだろうなと。

なぜ藤沢なのか?

自分が茅ヶ崎に住んでいるということもありましたが、都内は大手不動産会社が空きバコを使ってハイクオリティなスペースを作ってますし、WeWorkなどの大資本がすでに参入しており、勝ち目はないと思いました。

また、リモートワークが進むにつれて、都内の会社の近くに住んで毎日出勤する意味が薄れていきます。そうすると、より生活環境がいいとか家賃が安いといった理由で今まで都心にいた人たちが移住し始めると思ったのです。
これは我が家が東京都中央区から湘南に移住した理由です。

下は藤沢市の人口動向です。
増加していくという見立てです。高齢者の絶対数が増えるということはないでしょうから、ここはターゲット層が増えていくと想定しました。
もちろん、近隣のハイグレードマンションの建設予定や戸数なども当然調べました。

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要は、以下の3つにつきます。
・大企業が参入するほど大きな市場ではないが伸びている
・都内サラリーマンを中心とした比較的高所得な人が一定数以上いる
・その人たちに満足してもらえるような環境を自身が顧客として知っている

僕自身、とてもいいオフィス環境でサラリーマン時代の晩年を過ごしましたし、フリーランスとしても約1年の経験がありますので、何を準備すればいいかわかっているつもりです。

本当に生み出せる価値はなんだろうか?

戦略的にはこんな感じなのですが、僕がthe KAIDAN fujisawa で実現したいことはスペースというよりローカルコミュニティです。

大変ありきたりな言葉ですね。

このnoteでも書いたのですが、ウィズコロナ・アフターコロナの世界でリモートワークが広がった結果、人は自宅で、オンラインで全てを完結できるようになるかというと僕は絶対にならないと思っています。

昨日アップされていた記事
https://tfm-plus.gsj.mobi/news/lVyPV6l3FK.html?showContents=detail

キングコング西野さんと箕輪さんのラジオの文字起こしです。彼らのことがどうとかは置いといて、僕もこれは完全に同意なんですよね。

たまたまコロナがあって急速にいろんなものが進んだけれども、オフラインへの揺り戻しは必ずあると思っています。

一方でじゃあまた満員電車に揺られて1本のMTGのために会社行きますか?ってなるとその世界にはもう戻れない。それくらいリモートワークは快適なはずです。

LINEがまだ十分に普及してなかったころ、頑なにLINEを使わない人との連絡って面倒じゃなかったですか?あれと同じことが起こると思うのです。

リモートワークNGの会社の採用力は下がるし、テレカンNGのクライアントはビジネスパートナーを失っていくと思います。

結果、会社というコミュニティに属している時間が圧倒的に短くなる、ということなんだと思います。
その時にじゃあ人は誰とどこで出会うのか。どうしたらコロナ前のように人と接する時間を維持するのか、というとローカルコミュニティだと思うんですね。

とはいえ、サラリーマンがいきなり地方のマイルドヤンキーの中に放り込まれたり、平均年齢80才とかの限界集落にいってコミュニティなど作れるわけもなく、そうすると地域というセグメントともう一つ仕事というセグメントの掛け合わせがあるとコミュニティって成立しやすそう。

なので、ローカルなビジネスコミュニティーとでも言うのでしょうか、そういうものが出来ればいいなと思っています。それがうまくいっているイメージは鎌倉です。

さて、色々書きましたが、端的にいうと、

・フリーランスや副業が増え、リモートワークが増え、働き方は多様化する

・それによりそういう人が湘南にくる可能性が高くなる

・地域の色々な人とお友達になりたい

要はそういうことです。

the KAIDAN fujisawa をどうぞよろしくお願いします。

中島








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