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ブランディング抜きで考える/ボクが本当にやりたいこと

SNSで知名度を上げようと、日々活動している人は多い。


・フォロワーを増やしたい
・バズりたい
・好きなことで生きていきたい


個人の時代と言われる今の時代
誰もが考えることだろう。


しかし、ひとつ問いたい。

フォロワーを増やしてどうしたいの?


その先をハッキリ答えられるのは何人いるだろうか。


ボクもいま、答えられない側の1人だ。


ボクらはいつも、無意識に手段を目的化してしまう。

フォロワー10万人達成がゴールじゃない
1万リツイート達成がゴールじゃない
好きなことで生きていくことがゴールじゃない


そんなのは過程だ。

結果として数字が残るだけで

ゴールはその先にある。

本当の自分はどこだ。



この記事では、思考整理も兼ねて、胸の内を赤裸々に書き出していこうと思う。





✳︎


ここ最近のボクは、過程ばかり追っていた。

10万フォロワーが目標だったし、
バズるために漫画を描いてた

そして

好きなことで生きていくために
漫画やイラストの仕事を請け負った。


「10万フォロワーを達成すればなんとかなる」

そう信じてた。


10万フォロワーを達成すれば、

勝手に仕事が舞い込んできて
勝手に好きなことで生活ができる。


そんな思考だ。


果たして本当にそうなのか。

本当にそうだとして、ボクはそれで満足できるのか?



数字を追えば追うほど、

本当にやりたいことから遠ざかっていく気がする。



この視点に気づいたとき、自分がわからなくなった。


ボクは今なんのために漫画を描いていて、
最終的にどうなりたいのか

どんな自分でいたいのか。


ここをハッキリさせなければいつまで経ってもボクの未来は見えてこない。


ハッキリさせるには、原点に帰る必要がある。
ボクはなぜ漫画家を目指していたのか、なぜ今こうしているのか。


今一度考えてみよう。


✳︎



ボクが漫画家を目指そうと思ったのは、承認欲求が根本にある。


ボクは別に、
「週刊少年ジャンプで連載したい!」

とかもないし、

特別好きな作家さんもいない。

漫画に対して特別、憧れや思い入れがない。


だから今、商業誌にこだわらず、ネットを使って、
商業漫画らしくない漫画を描いていられるのかもしれない。


憧れでも
好きでもない

ましてお金儲けのためでもない。

承認欲求を満たしたくて漫画家という道を目指したのだ。



生きた証を残したい。
歴史に名を残したい。

この感情は、平凡を感じる以前からあった感情だ。

小学校高学年のころにはなんとなく考えていたと思う。


なにか、自分が存在したことがわかるものを残さないと

生まれてきた意味がない。


たくさんの人に知ってもらって
認めてもらって、
愛されて、

死にたい。


そんなふうに考えていた。

今こうして振り返ると、我ながら変な子供だったと思う。


欲しいのは名声。

有名になりたい。
ただそれだけ。



でも今思えば、
「有名になりたい」の裏には


周りの人に認めてもらいたいという感情があった。




子供の頃
ボクはなにをやっても凡人だった。

運動も勉強も、できないのが当たり前


凡人という枠から抜け出せなかった。

中学生にもなると、世の中を俯瞰して見るようになり、
むしろ「凡人最強」くらいに思っていたのだが、



認めてもらいたい。すごいと思われたい。

そんな感情が、いつしか湧いてくるようになった



なにをやっても凡人のボクが、唯一すごい人になれる可能性があったのが

漫画。


漫画を描くことは好きだったし
漫画を描くことだけは得意だった。


だから漫画家という夢を選んだ。


有名になって、周りの人に認めてもらいたい。

そう、「漫画」はボクにとって有名になるための手段だ。


✳︎


もうひとつ、

クリエイティブな観点からの「漫画」がある。


ボクは物語を創作が好きだ。

物心ついたときから、テレビアニメには釘づけで、
小学3年生くらいまでは、おもちゃを使って空想の物語を繰り広げて遊んでいた。


中学生になると、「アニメが好き」というのが恥ずかしくなり、
以降はほどんど見なくなったが、

思春期を過ぎると、映画をよく観るようになった。


漫画をめちゃくちゃ読んでいた

というわけではないのだが、


「自分でも物語を作りたい」「人の心を動かしたい」

となったときに


ボクが物語を表現できる唯一の方法が

漫画だった。



「漫画」は表現するための手段だった。


✳︎


ここまで書いてきてわかったことは2つ。

「漫画」はボクにとって

有名になるための手段であり
表現するための手段だ。


その2点を踏まえた上で、ボクが最終的にどうなりたいのか考えていこうと思う。



有名になりたいの裏には
「周りの人に認められたい」

という感情があり、

表現したいの裏には
「人の心を動かしたい」

という感情があった。


これらふたつの欲求を満たすには


「大ヒット作を出す」

これに尽きると思う。


誰もが認める圧倒的結果と
多くの人の感情を動かす創作

「全国的に売れる大ヒット作」


これを作ることが、ボクの本当にやりたいことだ。

※大ヒット作の定義は、また後日ゆっくり考えていこうと思う。


✳︎

自分でも薄々気づいていたことだが、気づかないフリをしていた。

大ヒット作なんてボクにはムリだと
フィルターをかけていた。


何度も諦めかけた、漫画家の夢。

ネットに可能性を見出して、「これならオレでもイケる」と思った。
SNSにコミットすれば実力なくても這い上がれると思った。

漫画を描いて生活することなら、自分にもがんばればできる。
1000人のファンを作ることなら、SNSを駆使すればなんとかできる。


漫画家という、一般の人からしたら非現実的な夢を追いかけたにもかかわらず
なぜか、非現実的の中で、現実的に収まろうとしていた。


そうじゃない。


別に、

漫画を描いて生活していきたいわけじゃない。
1000人のファンを作ったらゴールじゃない。


創作で売れたい。


ただそれだけ。



✳︎


ここまで書き出して、ようやく自分の本心と向き合うことができたと思う。


余計なものが全部そぎ落とされた感覚。

目指すところがハッキリした感覚。


いつの間にか、自分の可能性にフタをしていた。

中途半端に成功するために、余計なものをたくさんくっつけていた。


そんなものはいらない。

余計なものは全部削ぎ落として


自分が本当にやりたいことをやるために、ありのままで今を生きる。

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