【骨格筋】浅指屈筋の解剖学

浅指屈筋の解剖学

この記事は浅指屈筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。

今回は浅指屈筋の情報をまとめました。

基本情報

概要

• 浅指屈筋は前腕の前側に位置する筋肉です。主に指の屈曲を行う筋肉で、日常的な動作やスポーツ活動において重要な役割を果たします。また、手のひら側にあるため、握力にも関与しています。

• 浅指屈筋は浅層と深層に分かれており、それぞれの筋肉が異なる指の屈曲に寄与しています。浅層は主に中指と薬指の屈曲に、深層は小指と人差し指の屈曲に関与します。

• 前腕屈筋の中で最も大きい筋肉で前腕前面のやや深層部に存在します。

引用：ヒューマン・アナトミー・アトラス（Visible Body）より

起始

• 上腕骨内側上顆

• 尺骨鈎状突起

• 橈骨前面

停止

• 中指と薬指の中節骨

起始部
内側から
引用：同上

停止部
掌側から
引用：同上

支配神経

• 正中神経

引用：同上

血液供給

• 尺骨動脈

引用：同上

機能

• 手指関節

  • 屈曲

• 手関節

  • 屈曲

手関節の屈曲
引用：同上

手指関節の屈曲
引用：同上

メモ

• 浅指屈筋は、手の握力を強化するためのトレーニングにおいて重要な筋肉です。

• 前腕屈筋の中では最大級の筋肉で前腕前面の長掌筋、橈側手根屈筋尺側手根屈筋の深層部にある筋肉で、深指屈筋とともに手指の屈曲に大きく関与します。

左から
橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋
その下に
浅指屈筋
引用：同上

まとめ

今回は浅指屈筋を解剖学的に紐解きました。


他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。

参考

https://muscle-guide.info/flexordigitorumsuperficialis.html

浅指屈筋の作用と役割（起始停止・神経支配・筋トレメニューなどを徹底解剖）

Visual Anatomy 視覚解剖学

引用

ヒューマン・アナトミー・アトラス（Visible Body）