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アスファルの上でダンス!/2023.07.26

平日の昼の楽しみは、神社の休憩所で、コンビニで買ったアイスを食べること。

春は公園でお昼ごはんを食べていたが、木陰も屋根もないから夏のベンチは太陽で熱しられて、座るとお尻や太ももが焼き目が付くかというくらい座れない状態だ。

一方、神社の休憩所は木が植えられていて、葉がもりもりと生い茂っているので、木陰ができて涼しい。
最近は神社でごはんを食べて、ボーッとしていることが多い。

神社に向かう前に、コンビニでアイスを買う。

さあ、今日はどうしようかな。
バニラアイスの気分だったので、バニラ味のカップアイスにした。
会計を済ませて、アイスが溶けないうちに早足で神社に向かう。

神社に向かう途中、横断歩道を渡らないといけないのだが、そのとき信号は赤だった。
車の交通量が多い通りなので、青信号になるまで時間がかかる。

しかもここは日を遮るものがなかったので、太陽をガンガン浴びながら待たないといけない。
アイス溶けるから早く青になって! 、と待っていると、足の裏に異変を感じた。

暑い。
熱いぞ!
公園のベンチで、お尻をローストされそうになったときくらいに熱いぞ!

熱さに耐えられず、あたしは片足をあげた。
あげた方の片足は熱さから逃れることができて良いが、もう片足は地面の上。

あげていた片足をおろして、今度はもう片足をあげた。
まるで、何かのダンスのステップを踏んでいるようだった。

周りに人たちは、足を左右交互にあげてさげてを繰り返すおかしな人に見えたかもしれない。

やっと青信号になったので、急いで横断歩道を渡った。

熱かった。
というか痛かった。
なんで足の裏がこんなに焼けるように熱いの?
靴底がなくなった?

日陰に入ったところで、片足をあげて靴裏を見る。
靴底はあった。
でも毎日履いてたくさん歩いているから靴底がかなりすり減っているような気がする。
靴底が薄くなって、太陽で熱くなったアスファルトの熱を通しやすくなったのだろうか。

これから赤信号で待っているとき、なるべく日陰で待つようにしよう。

神社に着いて、境内の休憩所の空いているベンチに座ると、頭上に降り注いでいた太陽の暑さは消えた。
そこに涼しい風が通った。
都心のオアシスはここのことをいうのだろう。

さあ、買ってきたアイスを食べよう。
買ったカップアイスの蓋を開けて、木のスプーンで掬って食べる。
舌の上で甘いバニラがじわーっと広がって、幸せな昼休憩になった。

アイス補給!

最後まで読んでくださりありがとうございます。これからもワクワクドキドキウルウルする作品を作っていきます。作品が良かったら「スキ」を押していただけると、とても嬉しいです。次の更新もお楽しみに^^