海辺のガラス。
海と川の境目の土手に、
砂と土の境目の土手に、
ガラスが一枚埋まってた。
「私はこの石達と同じように、風景の一部になれるだろうか」
「私は果たして、この地層の一部になれるだろうか」
海と川の境目に生えた木に
水と土の境目に生えた木に
釣具の木の実がなっていた。
「私の役割は、あるべき姿は、果たしてこれであっているのだろうか」
海辺のガラスよ。
釣具の木の実よ。
「無い方がいい」と呼ばれるものよ。
役割を間違えたもの達よ。
今日
あなた達は
確かに綺麗だった。
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