見出し画像

高濃度乳房相談窓口の開設について

「会派つなぐ」t

本市の乳がん検診はマンモグラフィを実施していますが、マンモグラフィでは、乳腺が白く、脂肪が黒く写るため、乳腺が多く脂肪が少ない「高濃度乳房」の人では、白い乳腺の陰に隠れてがんが見つかりにくいという傾向があります。
がん検診の際に自らの乳房構成を知ることは、がんに対しての意識が高まり、早期に異常に気付くことができるというメリットが期待できるため、本市では、「高濃度乳房」と判定された方に対し、令和4年2月21日より本人通知を開始したところです。結果通知の際には、高濃度乳房について正しく理解していただくためのリーフレットをお渡しするなど、情報提供に努めています。
このたび、これまでの取り組みに加え、高濃度乳房であるとの通知を受け取った方が疑問や不安を気軽に相談できる「高濃度乳房相談窓口」(Eメール・電話)を開設します。

1.概要

専門知識を有する放射線技師や保健師が、Eメールにていつでも相談を受け付けるとともに、週2回の電話相談を行う。

2.相談窓口

(1)Eメール相談

Eメールアドレス:kobe-kounoudo@hyogo-yobouigaku.or.jp

相談受付:毎日

(2)電話相談

電話番号:078-262-1163(神戸市けんしん案内センター内)

相談受付:毎週水曜日・木曜日、14時から17時(祝日、年末年始を除く)

3.相談窓口開設日(予定)

令和4年7月1日(金曜)

(参考)

神戸市乳がん検診について

対象者:当年度に40歳以上の偶数歳の誕生日を迎える女性

検査内容:問診、マンモグラフィ

受診医療機関:指定医療機関、地域巡回検診

・自己負担金:40歳代2,000円、50歳以上1,500円

高濃度乳房について

高濃度乳房とは、乳房の中の乳腺が多く、マンモグラフィで乳房が白く写るタイプの乳房のことです。マンモグラフィでは、乳腺濃度を乳房の構成として評価し、4つに分類します。そのうち、「不均一高濃度」、「極めて高濃度」が、高濃度乳房にあたります。

乳がんを発見する上で重要となる、しこりなどの所見もマンモグラフィ画像では白く写るため、高濃度乳房の方はマンモグラフィ検査によって異常を見つけにくい場合があります。

しかし、高濃度乳房はあくまでもその人の体質であり、病気ではありません。そのため、高濃度乳房と言われても過度に心配する必要はなく、一般的には追加で検査を受けるなどの特別な対応をとる必要はありません。

高濃度乳房であるかどうかに関わらず、日頃からご自身の乳房の変化に気を付けること(ブレスト・アウェアネス)、検診を定期的に受診すること、症状があれば放置せずに医療機関を受診することが大切です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?