こんなにある。ドクダミの効能と活用法
最近、日課になりつつある朝の散歩。
散歩の中でいろんな草と出会うので、「これってなんて草なんだろう?」って興味が湧いて、調べるうちに楽しくなってきたので、ここにかき集めてみます。
そんな草noteの第一弾はドクダミ。
ドクダミについて
ドクダミはドクダミ科ドクダミ属の多年草。
うちの近くでは、田んぼの隣と茂った森っぽいところにいました。
湿った陰地によくいるみたい。
いかにも毒を持ってそうな名前だけど実はその逆で、「十薬」とも呼ばれるくらいの毒に効く効能があるそう。
名前の由来は毒を抑えるという意味からきているらしい。
ハート形の葉っぱと、白い花が特徴。花は5-7月に開花。
独特な匂いを発する。
地下茎から枝分かれして繁殖する。ちぎれた地下茎からでも繁殖するほど繁殖力が高いので、邪魔な雑草として扱われることもあるそうな。
ドクダミの効果と効能
①殺菌・排膿効果
ドクダミの葉にはデカノイルアルデヒドという成分を含んでおり、非常に強力な殺菌作用がある。この成分による独特な匂いがあり、乾燥させることでこの作用と匂いは消えるので、殺菌・排膿効果を求める場合は生の葉を使う。
殺菌による抗炎症作用もあり、アトピー性皮膚炎の原因の一つとされている黄色ブドウ球菌への抗菌作用もある。
②血管の強化
ドクダミの葉にはポリフェノールの一種であるクエルチトリンが含まれており、血管を丈夫にしたり血液の浄化、冷え性を改善する作用もある。
血管が強くなるので動脈硬化の予防にもなる。
③便通改善
ドクダミの葉に含まれるクエルチトリンには利尿作用や便をゆるくする作用もあるため、便秘改善によって代謝を高める効果もあります。
④抗酸化作用
ドクダミの生葉にはクロロフィルも含まれており、抗炎症・抗酸化作用がある。
腸内でのダイオキシンなどの発がん性物質を吸着し体外に排泄する効果もある。
活用法
ドクダミ茶
葉や茎を乾燥させたものを煎じて飲む。
②血管強化と③便通改善と④抗酸化作用の効果が期待できる。
ノンカフェインなので妊婦の方にもおすすめ。
香草として食べる
ベトナムでは普通に料理に香草として使われているそう。
②血管強化と③便通改善と④抗酸化作用の効果が期待できる。
ドクダミチンキ
ドクダミをアルコールにつけて、有効な成分を抽出したもの。
混ぜたり薄めたりすることで入浴剤、化粧水、うがい薬や虫除けなどに活用できる。
生葉でつくることで①②③④全ての効果が期待できる。
作り方はこちら
ドクダミ軟膏
手荒れや肌のかさつき、かゆみ、化膿傷に効く。
①殺菌効果と④抗酸化作用の効果が期待できる。
作り方はこちら
ドクダミ化粧水
ドクダミチンキに精製水とグリセリン(または蜂蜜)を混ぜてつくる。
①殺菌効果、②血管強化、④抗酸化作用が期待できる。
ドクダミ風呂
ドクダミの葉を風呂にいれるか、チンキを風呂に入れる。
②冷え性に効く。
蓄膿薬
生葉を鼻に詰める。①蓄膿症に効く。
傷薬
火であぶった葉を患部に貼る。
①傷、おできに効く。
うがい薬
チンキを数的垂らしてうがいをする、①口内炎に効く。
副作用
摂取しすぎると下痢や腹痛を引き起こす可能性がある。
カリウムを多く含んでいるので、腎臓の悪い方はうまく排出できず不整脈や心不全の危険性があるとのことです。
まとめ
効能・活用法が多くてびっくり!
その辺に生えている草ですが、こんなにも活用法があるんですね。
雑草、面白い。
生葉でチンキを作るのが保存も聞いて幅広く使えそうなので、近いうちにチンキ作りをしようと思います。
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