「インフレとは何か?」という経済学の基本中の基本さえ知らないエセ専門家たちによって経済が破壊されている
世界中がインフレだと騒がれている。
世界中がインフレに苦しみ、インフレを調整するための金利政策の必要性が叫ばれ、世界中の中央銀行が政策金利を引き上げている。
政策金利が引き上げられれば、各国の様々な金利が上昇する。
一般庶民にとって金利とは、お金を借りて返済するときに課される金利に直結する。
だが、「インフレとは何か」をそもそも理解していない議論が世の中を錯綜している。
一般的な経済学では「インフレ率が上がれば、それに伴って政策金利を上げないと経済がおかしなことになる」ことになっている。
そんなことは経済学の初歩中の初歩を学んだ学生以上であれば、知っていることなのだが、そこに肝心な視点が抜けている。
金利というのは、世界の支配者たちにとって強力な武器だ。
つまり、世界の支配者たちの中には世界金融資本と呼ばれるような、巨額な金融資本を有している者が存在し、金利が上がれば彼らに返済しなければならない借金に対する利息が倍増していく。
そう、金利というのは、貧乏人である、われわれ一般人を一網打尽に苦しめることのできる武器なのである。
では、そもそもインフレとは何か、正しいインフレについての考え方について説明しよう。
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