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事業主収益の上がる考え方

今年は、サイトの制作の受注件数が最多でした。それだけ、コロナの影響を今も受け続けているということなのでしょう。
2017年に始めた受注でしたが、当初1件10万円程度で引き受けていたものが、2022年12月現在、1件あたりの平均は100万から150万程度に上がっています。

お客様がいてくださるから、自分があるのだと、改めて認識させられます。非常に暖かい方々に支えられて今日があります。

ところで今日はこの遷移変遷を振り返りながら、「お金をいただいて(お仕事をする)こと」に関する背景の原理原則について自分なりに咀嚼したいと思います。

今、収益増で悩んでいる事業主は少なくありません。コロナに続いて戦争由来のインフレや金融政策の複雑化で悩まされることも多いからです。

しかし、足元、手元に目を向ければ、しばし今までと違った観点での需要が見つかるのもまた事実です。

ただし、変更は容易ではありません。価格然り、内容しかり、多くの場合自分がこれまでやってきたことから拡張したり再編するには再投資を要することがほとんどだからです。

再投資するのは自然の摂理なので説明は省くとして、問題は回収面です。回収面はやはり、いつの時代も変わらない原理原則というものがあるもので、今日は特にその辺りに重点を置いて私のノウハウをまとめてみたいと思います。

1.物腰柔らかいに越したことはない。


参考程度ですが、私の場合は、どちらかといえば企業FPを軸足にした経営コンサルに付随して受注することが多いので、全体の案件1件あたりの平均単価は300万を超えます。

もちろんそれを前提に話をするわけではなく、クライアント様1社1社に寄り添う形で、歩んでいるうちにそうなります。結局はクライアント様次第になるので、私がトップダウンでこういうものです、という態度ではなく、あくまで「これはどうでしょうか」というスタンスを貫いても、結果こうなります。

強行は、一時的によくても長くは続きません。強引に進めたりしても後で散らかって片付けるのにまたしばらく時間を要するなど、後手に回ることは容易に想像が着くので、やめた方がいいでしょう。

2.自分の限界を知るということ

これは、諦めろというわけではありません。
自分の今の限界を知った上で、どうすれば1つ上の層に上がれるか
冷静客観に見積もる余裕は持っておけということです。
自分の背丈身長に合わない服を着てもダボダボでダサくなるのと同じで、
大きすぎる服は着ないことです。
反対に小さすぎてもそもそも着られないこともあるので、大小の見積は最後には数字と睨めっこすることになります。
つまり経営分析や財務分析、事業性分析、成長性分析などで考えます。

3.答えはいつも身近なところに落ちている


答えは案外自分が思いもよらないところに落ちていることがあります。
一見して全く関係のない、かつ何気ない事象が、他のなんらかの理由を持ち
あなた自身に問いかけてくれていることがあるので何もかもが率直にわかるわけではないと心得ておく必要があります。

それは周りの人が暗に伝えてきてくれることもあれば、事故や異変で知らせてくれることもあります。

本人がそれに気づかなければ、解決せず同じところでぐるぐると回り続けることになりますから、冷静に、うまくいかないことに腹を立てるよりも、1日も早くリカバリーするためにも、とにかく落ち着くことが大事です。

焦らない、焦らない。

人は往々にして「あの月を見て」、と言われた時にそのさす指を見てしまいがちです。そうではなく月をみる。大事なことは、空っぽになることです。まずは空っぽの心で月をみる。それから指を差している意図について後でゆっくり考えたらいい。

4.理屈のわからないものに手を出さない。

商品そのものの価値が今の自分にとってわからなくても、その成り立ちくらいはわかります。ないしはその論拠を集めることくらいは、誰でもある程度はできるものです。

また事業を展開したり、事業者とお付き合いするときに、数字はわからなくてもビジネスモデルくらいは目視で確認することができます。

これは証券などの概念的な商品でも同じです。儲かる仕組みがあり、初めて配当が発生する。そのモデルがわからない限り手を出さない。

たったこれだけのことですが、このワンステップを置くか置かないかで行動も変わります。根拠のないものにはそもそも手を出さない。これだけです。

もちろん性質上根拠のわからないものも存在します。例えば光はなぜ明るいのかなどは計算式で示されてもなぜその計算式で表現できるのかまでは知りません。大体、知覚がそうなっているからというところで区切りをつけることになります。せいぜいそんなものです。

真理に近づけば近づくほど根拠は乏しいものになる傾向はあります。

未来も誰にもわかりません。しかし例えば、自分が行うことや意志決定に対しては集めた情報から根拠らしいものを作ることならできます。

それが間違っていたとしても、自分で作る根拠ですから自己責任です。ただ人から言われたからという場合とも意味合いが変わります。人は、いろんな情報をくれます。しかし、自分の中で何か腑に落ちない、という状態はあまり好ましくありません。

できることなら、自分が「そうだな!」と思えるまで、納得がいくまで根拠を募ってみる。未来のことはわからないから、自分なりに用意してみる。調査してみる。あるいは、自分が元々持っているもので足し算をしてみる。いろんな手があります。

5.謙虚さ、感謝を忘れない

たまに、状況が悪いからと言って横暴になって「あれが悪いんだ」「これが悪いんだ」と名指しして非難を始める人がいますが、究極人は悪くありません。それを選んだのは自分。あくまでもそれを忘れないことです。

それと、人にしてもらったことを棚上げしないで、感謝する気持ちを持ち直そうとすることが大事なのではないかなと思います。人は往々にして状況が大変になると、まず心が荒んでいきます。そうすると次にありがちなのが人のありがたみがわからなくなる。こうなったら手に負えない。自分がこんなにしている、自分はこんなにしてやった、などと的外れな恨みを列挙し始めます。

そもそも、全てはご縁でそうなっています。相手がどういう人であろうと、それは自分にも共通点があるからその人と繋がっていたわけで、そのつながり一つ一つに意味があると私は思います。

だからこそ、大変な時も、「申し訳ない、あなたの心遣いに応えられないかもしれないが、あなたとのご縁には感謝します」とちゃんと収めること。それだけでも、怒り心頭になってもどこかで冷静でいられるし、人を恨むようなことはないでしょう。大きくなってはいけない。そう思います。

やってくれないことに腹を立てるより、やってくれたことに感謝しよう。

仮に腹立たしい人にあっても

でもメールは返してくれた、挨拶はしてくれた、一緒に考えてくれた、謝ってくれた、連絡はくれた、相手にはしてくれた、などなど。

相手に期待しすぎると、その逆で帰ってくることがあります。

そういう時は、「まぁ、相手も人だ、自分と同じように限界はあるし、無理なこともままある」と思っておけばいい。

そういうことが積もり積もって、いつか自分にも優しさとして帰ってくる日が来る。そう信じていればいいんです。



まとめ

今回は本当に企業FP?コンサル?と疑われそうなくらいソフトな内容にまとまりました。

ただ、一見して関係なさそうなことも、案外現実にインパクトを与えていることは山くらいあり、実は水面下での考え方の違いだけでも結果は大きく変わることが多々あります。

10万や20万の世界観では、まだそこまで求められることはないでしょうが、100万、1000万と規模が大きくなると、徐々に求められる考え方の違いで苦しむことがあります。

私の場合は、コロナ前で取引金額1億まで行きましたが、そこでギブアップしました。もちろんコロナも相まったこともありましたが、考え方が会わなかったのだと今では思います。あるいは、環境を変える必要があったのか、成長の課題を乗り越える時は、いろんなことが起こります。

後で落ち着いて静観してみれば、なんだそういうことだったのか!なんていうこともたくさんありますが、落ち着きがない時は全てが混乱です。

目下の問題が山積しているときは特に冷静になれないので、手痛い失敗を繰り返しがちになります。そういう時ほど冷静を欠いてはならない。

そういうことなのだと思いますね。





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