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無料で表現力を鍛える

  
表現力を伸ばす一番の方法は

毎日日記を書かせる?

音楽や絵画などを習わせる?

それも良いですが、

もっと簡単に家庭でできるレッスンがあります。

それは、

「最後まで自分で言わせる。」

ということ。


親なら、

子どもの思っていることや欲していること、言いたいことが

手に取るようにわかってしまいますよね。


だから、ついつい、

我が子が今これが欲しいだろうな。

こうしてほしいんだろうな。

と思って先回りして言ったりやったりしてしまう。

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私も毎日に追われていると、

だだをこねられる前に、

スムーズに生活が流れるようにと

ついつい息子が最後まで意思を私に伝える前に

こういうことねと、代わりに言葉を補ってしまったり、

息子に話す余かを与えていなかったりしてしまいがちです。

好きなDVDが終わりに近づいてくると

息子はもじもじして私を見てくるんです。

あぁ、もう一回最初から見たいんだなと

すぐに分かり、

DVDの再生ボタンを押しそうになりますが(その方が早いので)、


「ん?なぁに?」

と彼の話を聞く姿勢を見せるように意識しています。


自分の意思をきちんと言葉で表現すること。

それを、親がさまたげないこと。

幼児で、まだ言葉での自分の気持ちの表現方法を知らないのであれば、

こう言うと伝わるよと教えること。

子どもが何か伝えようとしているならば、

待つ。


聞く姿勢を示し、

うまく言えない場合は、

少し手伝いながら、

言葉を補ってあげながら、

最後まで自分の口で言葉を紡がせる。

というか、

そもそも、気持ちなんてものは、言葉にしなければ、

相手には伝わらない。

恋人や夫婦間での揉め事ってほとんどこれ。

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私だって、夫の考えていることなんて

ほとんど分からない。

だから、ちゃんと言ってよ。ちゃんと伝えてよ。

と思う。

ちゃんと言ってさえくれたら、誤解しなくてすむかもしれない。

理解できたかもしれない、感情的な部分を出さずにすんだかもしれない。

なんてこと、今まで何度あったことか。

「言わなきゃ分からない」

ということは、

「言えば分かり合える可能性は生み出せる」

わけで。

人と人との関係はやはり、

言い合うことで築かれてゆくと思います。

言えば、何かしら相手からレスポンスをもらうことができる。

言い合いという名の思考の交換は、

自分を成長させる機会だと

自分の意思を言葉で伝えることに対し、

ポジティブな気持ちでいれることが、

表現することを肯定的に捉えることが、

表現力を磨く第一歩です。

大好きなお母さんに「伝わった」という経験の積み重ねは

表現力を育てます。


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